新しい仕組みのがん治療薬 "オプジーボ" などに応用された、全く新しい "がん免疫療法" については、既に広く注目されてきた。 そして、この "がん免疫療法" の "立役者" とも言われる京都大の本庶佑名誉教授が、今、スポットライトを浴びている。
◆ 参照 当誌過去の "がん免疫療法" 関連記事
(1) 他の免疫療法併用で副作用症状の男性死亡! 新しい仕組みのがん治療薬"オプジーボ"!/当誌 2016.07.21
(2) <......小野薬品工業が昨年末に厚生労働省に医薬品としての承認を申請し、今秋にも認められる見通し。がんの有力な治療法になると期待されている。/ 申請されたのは点滴薬ニボルマブ(一般名)で、既存の治療法で効果がなくなった皮膚がん患者が対象/ これまでの免疫療法は、免疫の攻撃能力を高めて、がん細胞を殺そうとしていた。だが、攻撃が過剰になると自分を傷つけるので免疫自体がブレーキをかけてしまい、効果は不十分だった。新しい免疫療法は、免疫のブレーキがかからないようにし、攻撃のアクセルを踏み続ける/ 国内の臨床試験(治験)では、患者35人の半数が5カ月半以上、がんが進行しなかったという/ 今回(医薬品が)認められれば、公的医療保険が使える国内初の免疫療法となる見込み......> ( "がん"を攻撃する"新しい免疫療法"年内にも開始!小野薬品工業の医薬品認可の見込み!/当誌 2014.02.18 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 京都大の本庶氏に慶応医学賞 がん免疫療法に貢献/共同通信/2016.09.12 - 18:01 は、 <慶応義塾は12日、医学や生命科学の優れた研究者をたたえる慶応医学賞に、がんの免疫療法に関わるタンパク質を発見した京都大の本庶佑名誉教授(74)ら2人を選んだと発表した> と報じている。
<......本庶氏はタンパク質「PD1」を見つけ、免疫にブレーキをかける役割を持つことを解明した。この働きを制御してがんを治療できることを明らかにし、全く新しいがん免疫療法の道を切り開いたと評価された。研究を基に開発された抗がん剤「オプジーボ」は皮膚がんや肺がんなどの治療に使われている。 もう1人は、マックス・プランク進化人類学研究所(ドイツ)のスバンテ・ペーボ教授(61)> とある。
京都大の本庶氏に慶応医学賞 がん免疫療法に貢献/共同通信/2016.09.12 - 18:01
慶応義塾は12日、医学や生命科学の優れた研究者をたたえる慶応医学賞に、がんの免疫療法に関わるタンパク質を発見した京都大の本庶佑名誉教授(74)ら2人を選んだと発表した。
本庶氏はタンパク質「PD1」を見つけ、免疫にブレーキをかける役割を持つことを解明した。この働きを制御してがんを治療できることを明らかにし、全く新しいがん免疫療法の道を切り開いたと評価された。研究を基に開発された抗がん剤「オプジーボ」は皮膚がんや肺がんなどの治療に使われている。
もう1人は、マックス・プランク進化人類学研究所(ドイツ)のスバンテ・ペーボ教授(61)。
<本庶氏はタンパク質「PD1」を見つけ、免疫にブレーキをかける役割を持つことを解明した。この働きを制御してがんを治療できることを明らかにし、全く新しいがん免疫療法の道を切り開いたと評価された> とある。 今後、なお、新薬開発の可能性を秘めていると期待されている同アプローチの動向から目が離せない...... (2016.09.15)
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