企業における、"うつ病" などの "精神疾患" 多発の問題状況は、相変わらず改善されていないようである。
◆ 参照 当誌過去の "うつ病" 関連記事
○ <社員がうつ病になったら企業や同僚はどう対応するのか。デンマークの製薬企業ルンドベック 社が世界16カ国で16~64歳の会社員計1万6千人を対象に調べたところ、日本は企業の支援策に対する満足度も、同僚の援助姿勢も各国の中で最低という結果が出た。 うつ病社員に対する自社の支援制度に満足している管理職は、日本ではわずか21%。15位の韓国(47%)にも大きく水をあけられた。トップはデンマークの74%だった。 また、うつ病の同僚がいると知っても「何もしない」人が日本は各国中最多の40%に達した。 調査を監修した上島国利・国際医療福祉大 教授は「日本の対応の遅れが明らかになった。対策の充実が必要」と話した......> ( 職場のうつ病対応!日本は最低との結果!企業の支援策への満足度も同僚の援助姿勢も!/当誌 2015.04.07 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 精神疾患の労災、30代多く 「若年層の対策必要」/共同通信/2016.10.25 - 19:21 は、 <長時間労働やパワハラなどで精神疾患となり、労災認定された事案の発症時の平均年齢は39.0歳、年代別では30代が最多だったことが分かった。心筋梗塞など脳・心臓疾患の労災事案では発症時の平均が49.3歳、最多は50代だった。厚生労働省が25日、過労死遺族らで構成する協議会に資料を示した> と報じている。
<......過労自殺の原因となる精神疾患の方が、過労死につながる脳・心臓疾患よりも若い世代に多い傾向で、機構の報告書は「若年労働者のメンタルヘルス対策の重要性が示唆された。脳・心臓疾患の死亡例も日本人の平均寿命より若くして亡くなっている」と指摘した> とある。
精神疾患の労災、30代多く 「若年層の対策必要」/共同通信/2016.10.25 - 19:21
長時間労働やパワハラなどで精神疾患となり、労災認定された事案の発症時の平均年齢は39.0歳、年代別では30代が最多だったことが分かった。心筋梗塞など脳・心臓疾患の労災事案では発症時の平均が49.3歳、最多は50代だった。厚生労働省が25日、過労死遺族らで構成する協議会に資料を示した。
過労自殺の原因となる精神疾患の方が、過労死につながる脳・心臓疾患よりも若い世代に多い傾向で、機構の報告書は「若年労働者のメンタルヘルス対策の重要性が示唆された。脳・心臓疾患の死亡例も日本人の平均寿命より若くして亡くなっている」と指摘した。
まったく、若年層が気の毒でならない。 一方で、高い比率での "非正規社員"、"低賃金"、税負担・公的保険料負担の "重み" などなどで足元が絡め取られた上に、旧態依然の職場人間関係によって、若年層はまるで "羽交い締め(はがいじめ)" のようなストレスをかけられている。 こうした "理不尽な職場環境" 自体が、結局は、"生産性" の向上にブレーキをかけていることを何故洞察しないのであろうか、企業にしても、国にしても...... (2016.10.28)
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