「慢性疲労症候群(CFS)」については、決して軽視されるべきではないと言わぬばかりに、度々、注目、警戒されてきている。
◆ 参照 当誌過去の "CFS" 関連記事
(1) <自分が今後、どれぐらい疲れることになるのかを予測する際、脳の三つの部位が関わっていることが分かり、大阪市立大や理化学研究所のチームが26日、英科学誌電子版に発表した。疲れた状態の人ほどこのうち1部位の活動が強まっていた。「疲れやすさとこの部位の活動に何らかの関係がある」とみている......> ( 脳と疲労の関係、疲労に関わる脳部位特定!"CFS"原因解明へ(大阪市立大や理研チーム)/当誌 2016.04.28 )
(2) <名古屋大大学院医学系研究科の木山博資教授(機能組織学)らの研究グループは23日、慢性疲労症候群(CFS)患者が感じる痛みは、脳や脊髄内の免疫機能を担う細胞「ミクログリア」の活性化が原因の一つとなって引き起こされる可能性が高いとの研究結果を、国際科学誌電子版に発表した......> ( "慢性疲労症候群(CFS)"の痛み!免疫細胞(ミクログリア)活性化が原因か?アレルギー?/当誌 2014.05.25 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 慢性疲労、診断の鍵特定 血中物質、大阪市立大/共同通信/2016.10.17 - 20:10 は、 <強い倦怠感や睡眠障害が半年以上続く「慢性疲労症候群(CFS)」の診断指標となり得る血中の物質を特定したと、大阪市立大や理化学研究所などのチームが17日明らかにした。成果は英科学誌電子版に掲載された> と報じている。
<......チームによると、CFSは原因不明で、特徴的な身体異常が見つからないため診断が難しく、国内の推定患者は約30万人とされるが、治療法は確立していない。 血中物質は4種類あり、測定することで迅速で高精度な診断や発症のメカニズム解明につながる可能性があるという。 いずれも日本人のCFS患者67人と健常者66人を対象に採血し、病気に関連するとみられる物質を広く解析> とある。
慢性疲労、診断の鍵特定 血中物質、大阪市立大/共同通信/2016.10.17 - 20:10
強い倦怠感や睡眠障害が半年以上続く「慢性疲労症候群(CFS)」の診断指標となり得る血中の物質を特定したと、大阪市立大や理化学研究所などのチームが17日明らかにした。成果は英科学誌電子版に掲載された。
チームによると、CFSは原因不明で、特徴的な身体異常が見つからないため診断が難しく、国内の推定患者は約30万人とされるが、治療法は確立していない。
血中物質は4種類あり、測定することで迅速で高精度な診断や発症のメカニズム解明につながる可能性があるという。
いずれも日本人のCFS患者67人と健常者66人を対象に採血し、病気に関連するとみられる物質を広く解析。
<診断指標となり得る血中の物質を特定> できたということは、要するに "血液検査" によって発症が判断できるということ。 とかく決め手を欠き、曖昧にされた上、"様子見(経過観察)" に流れがちな、そんな事態が、適切に診断されることになりそうだ...... (2016.10.20)
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