"他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った細胞" を患者に移植するアプローチは、種々の大きなメリットゆえに歓迎されている。
◆ 参照 当誌過去の "iPS細胞 他人の細胞" 関連記事
(1) iPS細胞での再生医療推進に向け京大iPS研、"さい帯血"バンクと連携!細胞の備蓄推進!/当誌 2016.09.21
(2) 世界初、"他人のiPS細胞移植" 臨床研究が承認! 条件付きで 大阪大審査委員会/当誌 2016.09.11
(3) "医療用iPS細胞"(患者本人以外の人から作製保存)を今秋にも提供!(京大iPS細胞研究所)/当誌 2015.05.02
(4) iPS細胞移植手術、"他人の細胞からのiPS細胞作製"でコスト大幅減!手術待ち期間短縮!/当誌 2015.03.23
今回注目する下記引用サイト記事 : iPS移植、国が審査 世界初、他人の細胞申請/共同通信/2016.10.27 - 21:08 は、 <他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を患者に移植する世界初の臨床研究について、神戸市立医療センター中央市民病院などのチームが、実施計画を厚生労働省に申請したことが27日、分かった。事前に必要な審査の最終段階で、順調に進めば年内にも承認され、来年前半の手術が可能になる見通し> と報じている。
<......移植は、視野がゆがみ視力が低下する「滲出型加齢黄斑変性」を発症し、薬が効かない重症の患者が対象。網膜の細胞を含んだ溶液を、目に注入して移植する> とある。
iPS移植、国が審査 世界初、他人の細胞申請/共同通信/2016.10.27 - 21:08
他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を患者に移植する世界初の臨床研究について、神戸市立医療センター中央市民病院などのチームが、実施計画を厚生労働省に申請したことが27日、分かった。事前に必要な審査の最終段階で、順調に進めば年内にも承認され、来年前半の手術が可能になる見通し。
移植は、視野がゆがみ視力が低下する「滲出型加齢黄斑変性」を発症し、薬が効かない重症の患者が対象。網膜の細胞を含んだ溶液を、目に注入して移植する。
<他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を患者に移植> というアプローチは、"iPS細胞作製でコスト大幅減!" や "手術待ち期間短縮!" というメリットなどが目されており、"臨床研究" が首尾よく進んだ暁には、当該患者たちがこの恩恵に浴することができるに違いない...... (2016.10.29)
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