高額度が過ぎる医薬品・療養費は、患者の負担増に加えて、逼迫している国の財政状況(医療費40兆円オーバー!)をさらに圧迫させるため、財務省が緊急対策に打って出る模様......。
◆ 参照 当誌過去の "オプジーボ" 関連記事
(1) "高額"がん治療薬、"効く患者"解明(?)へ大規模研究を開始!(日赤や国立がんセンター)/当誌 2016.08.12
(2) がんの治療薬「オプジーボ」など "費用対効果"検証(総医療費の抑制が目的)!(厚労省)/当誌 2016.04.30
今回注目する下記引用サイト記事 : オプジーボ 臨時に価格引き下げ求める方針/NHK NEWS WEB/2016.10.01 - 06:39 は、 <財務省は、国の財政を圧迫している医療費の伸びを抑えるため、高額な肺がんなどの治療薬「オプジーボ」の価格を、再来年4月の薬の価格の改定を待たずに臨時に引き下げる措置を実施するよう厚生労働省に求める方針を固めました> と報じている。
<......薬の価格は2年ごとに実勢価格を踏まえて国が見直していますが、高齢化の進展に加えて、高額な薬が次々と開発されていて、見直しが追いつかず医療費の増大につながっているという指摘が出ています。
特に患者1人当たり年間およそ3500万円の費用がかかるといわれる肺がんなどの治療薬「オプジーボ」は、当初、想定されていた30倍以上の患者に使われるようになり、薬の売り上げは今年度、1260億円以上に達する見込みになっています。
高額な療養費については、患者の負担が重くなりすぎないように上限を設けて国が費用の一部を負担しているため、財務省では、財政の圧迫につながるとして、「オプジーボ」の価格について、再来年4月の薬の価格の改定を待たずに臨時に引き下げる措置を実施するよう厚生労働省に求める方針を固めました。財務省は、臨時に価格を引き下げなければ、40兆円を超える医療費のさらなる増大につながり、財政への負担が重くなりすぎるとしており、来週開かれる財政制度等審議会でも提案することにしています> とある。
オプジーボ 臨時に価格引き下げ求める方針/NHK NEWS WEB/2016.10.01 - 06:39
【 NEWS 動画より抜粋 】
財務省は、国の財政を圧迫している医療費の伸びを抑えるため、高額な肺がんなどの治療薬「オプジーボ」の価格を、再来年4月の薬の価格の改定を待たずに臨時に引き下げる措置を実施するよう厚生労働省に求める方針を固めました。薬の価格は2年ごとに実勢価格を踏まえて国が見直していますが、高齢化の進展に加えて、高額な薬が次々と開発されていて、見直しが追いつかず医療費の増大につながっているという指摘が出ています。
特に患者1人当たり年間およそ3500万円の費用がかかるといわれる肺がんなどの治療薬「オプジーボ」は、当初、想定されていた30倍以上の患者に使われるようになり、薬の売り上げは今年度、1260億円以上に達する見込みになっています。
高額な療養費については、患者の負担が重くなりすぎないように上限を設けて国が費用の一部を負担しているため、財務省では、財政の圧迫につながるとして、「オプジーボ」の価格について、再来年4月の薬の価格の改定を待たずに臨時に引き下げる措置を実施するよう厚生労働省に求める方針を固めました。財務省は、臨時に価格を引き下げなければ、40兆円を超える医療費のさらなる増大につながり、財政への負担が重くなりすぎるとしており、来週開かれる財政制度等審議会でも提案することにしています。
抗がん剤などのがん治療向け "新薬開発" は歓迎されるべきなのであろうが、そのいずれもが開発コスト増大のためか "高額化!" を極めている。 上記記事での「オプジーボ」は "破格" とはいえ、これに限られたものでもなさそうだ。 "既存薬の活用(=開発費圧縮)" なども含め、効果的・効率的な開発見直しが求められているようだ...... (2016.10.03)
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