実施した医療行為に "ミス" があったというケースに加えて、必要とされた医療行為の無かったことが "ミス" にあたるというケースも、"医療事故" と見なされる。
◆ 参照 当誌過去の "医療事故" 関連記事
○ <"医療事故" は、残念ながら後を絶たない。 なお、そんな現状で問題となっているのが、"事故の経緯と責任の所在" であり、さらに、それらがどのように調査されるのか? されたのか? という点以外ではない。......> ( "医療事故調査"の25% 外部委員なし!第三者機関は「中立性・客観性確保」を求める!/当誌 2016.11.05 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 肺がん見落とし、21歳男性死亡 愛知・一宮市立病院、遺族と和解/共同通信/2016.11.24 - 12:39 は、 <愛知県一宮市の市立市民病院は24日、悪性腫瘍の肺転移を調べる精査を怠り、2013年に当時21歳の男性患者が肺がんで死亡したと明らかにした。市は医療ミスを認め、男性の両親に約2400万円の損害賠償金を支払うことで和解した> と報じている。
<......病院事務局によると、男性は03年、12歳の時に県内の病院で皮膚がんの切除手術を行った。その後、市民病院の定期検査で09年と10年に肺に影が見つかったが、がん検出のための検査で異常がないと判断し、定期的な受診を求めなかった> とある。
肺がん見落とし、21歳男性死亡 愛知・一宮市立病院、遺族と和解/共同通信/2016.11.24 - 12:39
愛知県一宮市の市立市民病院は24日、悪性腫瘍の肺転移を調べる精査を怠り、2013年に当時21歳の男性患者が肺がんで死亡したと明らかにした。市は医療ミスを認め、男性の両親に約2400万円の損害賠償金を支払うことで和解した。
病院事務局によると、男性は03年、12歳の時に県内の病院で皮膚がんの切除手術を行った。その後、市民病院の定期検査で09年と10年に肺に影が見つかったが、がん検出のための検査で異常がないと判断し、定期的な受診を求めなかった。
12年、別の病院から転移性肺がんの疑いを指摘され、精密検査で既に病状が進行していたことが判明した。
"医療機関" と "患者側" との関係では、どうしても "患者側" が不利な立場を強いられ易いというのが実情ではなかろうか。 したがって、上記記事のようなケースのあること自体が広く認識されて然るべきかと思われる...... (2016.11.26)
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