"医療事故" は、残念ながら後を絶たない。 なお、そんな現状で問題となっているのが、"事故の経緯と責任の所在" であり、さらに、それらがどのように調査されるのか? されたのか? という点以外ではない。
◆ 参照 当誌過去の "医療事故" 関連記事
(1) がん新薬、副作用とみられる"心筋炎"で1人死亡!また"オプジーボ"による副作用死亡!/当誌 2016.10.21
(2) "がん治療の副作用(急性腎不全)で死亡"! 遺族が弘前大医学部付属病院を提訴!/当誌 2016.10.06
(3) 体内に"医療器具置き忘れ"が原因で、"腸閉塞発症/入院"! (神奈川・茅ケ崎市立病院)/当誌 2016.08.28
(4) 患者側蚊帳の外!手術中のミス患者に伝えず2リットル大量出血!(千葉県がんセンター)/当誌 2016.07.23
(5) 「治療ミスで後遺症」(食道がん手術) 1億2000万円賠償!病院側に支払い命令、地裁!/当誌 2016.07.22
(6) "抗がん剤"事故 228件!血管外漏れや過剰投与! 2010年以降/日本医療機能評価機構調査/当誌 2016.07.02
( 以下、多数省略 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 医療事故調査25%外部委員なし 第三者機関「客観性確保を」/共同通信/2016.11.02 - 17:13 は、 <診療に伴う患者の予期せぬ死亡を対象とした医療事故調査制度で、第三者機関の「日本医療安全調査機構」は2日、昨年10月の制度開始から1年間に院内調査の結果報告書が提出された160件のうち、4分の1に当たる40件については調査委員会に外部人材が入っていなかったと公表した> と報じている。
<......遺族の多くは公平公正な調査を求めており、機構の木村壮介常務理事は記者会見で「外部委員の参加は制度の趣旨を考えると義務に近い原則」と指摘。中立性や客観性の確保に向け、調査委に外部の人材を参加させるよう求めた> とある。
医療事故調査25%外部委員なし 第三者機関「客観性確保を」/共同通信/2016.11.02 - 17:13
診療に伴う患者の予期せぬ死亡を対象とした医療事故調査制度で、第三者機関の「日本医療安全調査機構」は2日、昨年10月の制度開始から1年間に院内調査の結果報告書が提出された160件のうち、4分の1に当たる40件については調査委員会に外部人材が入っていなかったと公表した。
遺族の多くは公平公正な調査を求めており、機構の木村壮介常務理事は記者会見で「外部委員の参加は制度の趣旨を考えると義務に近い原則」と指摘。中立性や客観性の確保に向け、調査委に外部の人材を参加させるよう求めた。
<「外部委員の参加は制度の趣旨を考えると義務に近い原則」> と指摘されるのは、極めて当然のことかと思われる。 "中立性、客観性" が担保されない "医療事故調査" では、当該事故問題の解決が暗礁に乗り上げるばかりか、事故の再発を防止・抑止することも困難となるのではなかろうか...... (2016.11.05)
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