かねてより、"喫煙(受動喫煙を含む)" と "がん発症の危険性" については、十分過ぎるほどに指摘され続けてきた。
◆ 参照 当誌過去の "たばこ" 関連記事
(1) <......国立がん研究センターは、他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙による肺がんのリスクは「確実」であることを改めて強調する見解を9月下旬に発表......> ( "受動喫煙の害"(=肺がんになるリスク)を再度強調! がんセンターがJTに反論!/当誌 2016.10.26 )
(2) <国立がん研究センター(東京)は30日、多数の日本人を対象とした複数の研究を統合的に解析したところ、他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」で肺がんになるリスクは、受動喫煙しない場合に比べて約1.3倍となり、危険性が明確になったと発表した......> ( "受動喫煙"で肺がん 1.3倍! 危険性「確実」に格上げ!対策急務!(がん研究センター)/当誌 2016.09.01 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 喫煙で遺伝子に多数の変異発生 肺や喉、がん危険性高める/共同通信/2016.11.04 - 05:06 は、 "喫煙(受動喫煙を含む)" と "がん発症の危険性" との因果関係に、さらに一歩踏み込んだ視点、つまり "遺伝子変異" の視点から、"がん発症の各部位" を対象にして研究結果を報じている。 <たばこを吸う本数が多いほどDNAが傷つきやすく、1日1箱を1年間吸い続けると肺の細胞では遺伝子に150個の変異が生じるとの研究結果を、国立がん研究センターなどの国際チームが4日付の米科学誌サイエンスに発表した> と。
<......変異の数は肺が最も多く、喉、口と続いた。遺伝子の変異はがん発症の危険性を高めるとされ、たばこの影響を部位ごとに詳細に解析したのは初めて。禁煙の重要性を改めて示した。 センターの柴田龍弘分野長は「変異が起きる仕組みを解明できれば、がんの予防や治療に役立つ」と話している> とある。
喫煙で遺伝子に多数の変異発生 肺や喉、がん危険性高める/共同通信/2016.11.04 - 05:06
たばこを吸う本数が多いほどDNAが傷つきやすく、1日1箱を1年間吸い続けると肺の細胞では遺伝子に150個の変異が生じるとの研究結果を、国立がん研究センターなどの国際チームが4日付の米科学誌サイエンスに発表した。
変異の数は肺が最も多く、喉、口と続いた。遺伝子の変異はがん発症の危険性を高めるとされ、たばこの影響を部位ごとに詳細に解析したのは初めて。禁煙の重要性を改めて示した。
センターの柴田龍弘分野長は「変異が起きる仕組みを解明できれば、がんの予防や治療に役立つ」と話している。
<遺伝子の変異はがん発症の危険性を高める> とされている脈絡で、<変異の数は肺が最も多く、喉、口と続いた> と発表されている事実は、まさに驚愕に値する。 当然ながら、<変異が起きる仕組みを解明できれば、がんの予防や治療に役立つ> という研究方向に期待を寄せたい...... (2016.11.06)
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