"神経障害性疼痛" の、"その痛み" は、筆舌に尽くし難いほどだと言われている。 なお、現在、<日本の患者は600万人以上と推定> されている。
今回注目する下記引用サイト記事 : 痛み増幅たんぱく質を特定...「人類史上最悪の痛み」神経障害性疼痛治療に期待/yomiDr. ヨミドクター/2016.11.18 は、 <手足などに慢性的な痛みが起きる「神経障害性 疼痛 」で、痛みを増幅させるたんぱく質を、大阪大の山下俊英教授(神経科学)らのチームが発見した。 新たな治療薬の開発が期待できるという。論文が18日、米国科学誌(電子版)に掲載される> と報じている。
<......神経障害性疼痛は、糖尿病や脳卒中などが原因で起きる難治性の病気。日本の患者は600万人以上と推定され、重症の場合、体に軽く触れただけで激痛が走ることもあるが、有効な治療薬はなかった。 チームは、脳に痛みを伝達する脊髄内で、「ネトリン4」というたんぱく質が作られていることを発見。疼痛を発症したラットの遺伝子を操作し、ネトリン4が作られる量を減らしたところ痛みを感じにくくなり、このたんぱく質が痛みを増幅させていると結論づけた。 山下教授は「ネトリン4の働きを抑える物質が治療薬の候補となる可能性がある」と話している。北海道大遺伝子病制御研究所の村上正晃所長は「疼痛は発症の原因となる病気が様々で、患者の症状にも差がある。全ての疼痛でネトリン4が関与しているかの見極めも必要だ」と話した> とある。
痛み増幅たんぱく質を特定...「人類史上最悪の痛み」神経障害性疼痛治療に期待/yomiDr. ヨミドクター/2016.11.18
手足などに慢性的な痛みが起きる「神経障害性 疼痛 」で、痛みを増幅させるたんぱく質を、大阪大の山下俊英教授(神経科学)らのチームが発見した。
新たな治療薬の開発が期待できるという。論文が18日、米国科学誌(電子版)に掲載される。
神経障害性疼痛は、糖尿病や脳卒中などが原因で起きる難治性の病気。日本の患者は600万人以上と推定され、重症の場合、体に軽く触れただけで激痛が走ることもあるが、有効な治療薬はなかった。
チームは、脳に痛みを伝達する脊髄内で、「ネトリン4」というたんぱく質が作られていることを発見。疼痛を発症したラットの遺伝子を操作し、ネトリン4が作られる量を減らしたところ痛みを感じにくくなり、このたんぱく質が痛みを増幅させていると結論づけた。
山下教授は「ネトリン4の働きを抑える物質が治療薬の候補となる可能性がある」と話している。北海道大遺伝子病制御研究所の村上正晃所長は「疼痛は発症の原因となる病気が様々で、患者の症状にも差がある。全ての疼痛でネトリン4が関与しているかの見極めも必要だ」と話した。
"痛みを増幅させている" と見られる "たんぱく質「ネトリン4」" の、"その働きを抑える物質が治療薬の候補となる可能性がある" とのことである。 "その痛み" を、日々、耐え忍んでいる数百万もの患者さんたちのことを思えば、一刻も早い "創薬" の成就が期待される...... (2016.11.22)
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