<血中に広がったがん細胞は転移をおこす可能性> もあるため、かねてよりその把握と解析は重要な課題となり続けてきた。
◆ 参照 当誌過去の "がん細胞,血中" 関連記事
○ <"転移がん" の "転移経路" は、概ね "血流/血管" だとされている。 "がん細胞" が、血管に接着・浸潤して血流に乗ることで、"転移" の第一歩が始まる。 したがって、"転移がん" の予防は、この推移をどうくい止めるかに意を向けることになる。......> ( 効率的に血中"がん細胞"をえり分けて収集! "がん転移"の早期発見に期待!(名古屋大)/当誌 2014.00.00 )
今回注目する下記引用サイト記事 : アステラスと第一三共、血中のがん細胞解析手法の開発着手/日本経済新聞/2016.12.15 - 19:39 は、 <アステラス製薬と第一三共は15日、シスメックスと共同で血液中に広がったがん細胞を解析する手法の開発に乗り出すと発表した。がん細胞の数や性質を多面的に把握・解析できるようにして、病態の予測や治療法の特定に役立てる。診断薬や新薬の開発も視野にいれる。これまでは手術などで摘出したがん組織で検査をしており、負担も大きかった> と報じている。
<......シスメックスが主導して診断手法の確立や装置の開発を進める。製薬2社は取得データの解析や技術の有用性を示すデータ作成を後押しする。技術レベルを臨床現場で使える水準まで引き上げることを目指す。 血中に広がったがん細胞は転移をおこす可能性もあり、状態の変化を正確に観測する技術が求められている。米ジョンソン・エンド・ジョンソンの子会社などが開発で先行しており、臨床現場で使える国産の装置はまだ開発されていない> とある。
アステラスと第一三共、血中のがん細胞解析手法の開発着手/日本経済新聞/2016.12.15 - 19:39
アステラス製薬と第一三共は15日、シスメックスと共同で血液中に広がったがん細胞を解析する手法の開発に乗り出すと発表した。がん細胞の数や性質を多面的に把握・解析できるようにして、病態の予測や治療法の特定に役立てる。診断薬や新薬の開発も視野にいれる。これまでは手術などで摘出したがん組織で検査をしており、負担も大きかった。
シスメックスが主導して診断手法の確立や装置の開発を進める。製薬2社は取得データの解析や技術の有用性を示すデータ作成を後押しする。技術レベルを臨床現場で使える水準まで引き上げることを目指す。
血中に広がったがん細胞は転移をおこす可能性もあり、状態の変化を正確に観測する技術が求められている。米ジョンソン・エンド・ジョンソンの子会社などが開発で先行しており、臨床現場で使える国産の装置はまだ開発されていない。
"がんの恐さ" は "がん転移" だと言っても過言ではないゆえに、<血中に広がったがん細胞> の把握・解析が可能な診断手法や装置の開発は、臨床現場から大いに待ち望まれているに違いない...... (2016.12.18)
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