がん患者の "死亡率" や "生存率" は、種々の視点からの数値があって、いまひとつ分かりにくいのだが......。
◆ 参照 当誌過去の "生存率" 関連記事
○ <国立がん研究センターは21日、がんによる75歳未満の死亡率が減った割合が2005年からの10年間で約16%にとどまったと発表した。国が目標とする20%減は達成できないと予測されていたが、実測値で裏付けた......> ( 要するに"がん死者が減らない"!目標下回り、16%減に止まる!(国立がん研究センター)/当誌 2016.12.23 )
今回注目する下記引用サイト記事 : がん診断10年後の生存率58% 5年後は69%に上昇/共同通信/2017.02.16 - 00:11 は、 <国立がん研究センターは16日、2000~03年にがんと診断された人の10年後の生存率は58.5%だったと発表した。10年生存率の算出は昨年に続き2回目で、0.3ポイントとやや上昇した> と報じている。
<......06~08年にがんと診断された人では、5年後の生存率が69.4%と判明。統計を取り始めた1997年の患者よりも約7ポイント高かった。検診などによる早期発見の取り組みや抗がん剤や放射線治療など医療の進歩が生存率の向上につながったとみられる。 10年生存率は、全国の20施設で診断された約4万5千人を分析。 部位別などの生存率は全国がん(成人病)センター協議会HPで公開される> とある。
がん診断10年後の生存率58% 5年後は69%に上昇/共同通信/2017.02.16 - 00:11
国立がん研究センターは16日、2000~03年にがんと診断された人の10年後の生存率は58.5%だったと発表した。10年生存率の算出は昨年に続き2回目で、0.3ポイントとやや上昇した。
06~08年にがんと診断された人では、5年後の生存率が69.4%と判明。統計を取り始めた1997年の患者よりも約7ポイント高かった。検診などによる早期発見の取り組みや抗がん剤や放射線治療など医療の進歩が生存率の向上につながったとみられる。
10年生存率は、全国の20施設で診断された約4万5千人を分析。
部位別などの生存率は全国がん(成人病)センター協議会HPで公開される。
<検診などによる早期発見の取り組みや抗がん剤や放射線治療など医療の進歩が生存率の向上につながったとみられる> といった曖昧模糊とした印象論的な評価でやり過ごせる時代なのであろうか。 現に、"検診" の水準にしても必ずしも高くはないし、"医療の進歩" という表現は余りにもアバウトに過ぎる。 しかも、"患者の実感" との関係も理解しにくい...... (2017.02.17)
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