患者自身から採取して作製したiPS細胞(人工多能性幹細胞)の移植を "自家移植" と呼ぶのに対して、"移植までの期間短縮やコストの削減" を目指した、 "他人の細胞" を使ったiPS細胞の培養/移植するアプローチは "他家移植" と呼ばれる。 "拒絶反応の有無" などが懸念されていた。
◆ 参照 当誌過去の "iPS細胞 理研" 関連記事
○ <理化学研究所などのチームが12日、目の難病患者の皮膚から作製したiPS細胞(人工多能性幹細胞)を網膜の組織に分化させ、患者に移植する手術を実施したと発表した。iPS細胞を使った治療を人で試すのは世界初。......> ( "iPS細胞"使った移植手術(難病「加齢黄斑変性」の患者)実施! 理研、世界で初めて!/当誌 2014.09.14 )
◆ 参照 当誌過去の "他人のiPS移植" 関連記事
○ <他人の細胞を使って作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)から網膜の細胞を作製し、重い目の病気の患者に移植する世界初の臨床研究について、大阪大に設置された専門の審査委員会が、患者への説明を分かりやすくすることを条件に実施計画を「適切」と認めた......> ( 世界初、"他人のiPS細胞移植" 臨床研究が承認! 条件付きで 大阪大審査委員会/当誌 2014.00.00 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 世界初、他人のiPS移植手術へ/共同通信/2017.02.01 - 19:08 は、 <重い目の病気の患者に、他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を移植する手術を、厚生労働省の専門部会が1日、了承した。国の審議は終了し、事実上のゴーサインとなる> と報じている。
<......他人のiPS細胞を使った移植は世界初。理化学研究所や神戸市立医療センター中央市民病院などのチームは、今年前半の手術を目指している。 理研などは2014年、患者本人から作ったiPS細胞を使った移植を初めて実施。この方法に比べ、他人のiPS細胞を使う手術には、移植までの期間短縮やコストの削減を見込める利点がある> とある。
世界初、他人のiPS移植手術へ/共同通信/2017.02.01 - 19:08
重い目の病気の患者に、他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を移植する手術を、厚生労働省の専門部会が1日、了承した。国の審議は終了し、事実上のゴーサインとなる。
他人のiPS細胞を使った移植は世界初。理化学研究所や神戸市立医療センター中央市民病院などのチームは、今年前半の手術を目指している。
理研などは2014年、患者本人から作ったiPS細胞を使った移植を初めて実施。この方法に比べ、他人のiPS細胞を使う手術には、移植までの期間短縮やコストの削減を見込める利点がある。
まずは問題はなかろうかと推測されるが、"術後の経過動向" に、大いに関心が集まるものと思われる。...... (2017.02.04)
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