"がん治療の外科手術" にあっては、従来、患者の意向とは別に、"臓器の全摘手術" の行われることがめずらしくなかった。 だが、昨今では漸く、"臓器の温存治療" への模索が行われている。
今回注目する下記引用サイト記事 : 子宮摘出必要か画像検査で判断 福井大、がん患者に新手法/日本経済新聞/2017.01.31 - 00:01 は、 <福井大は30日、子宮体がん患者の子宮を残したまま投薬でがんを治療できるか、全てを摘出する必要があるかを調べる際、何度も子宮内膜の細胞をかき出すことなく、画像検査で判断する手法を開発したと発表した> と報じている。
<......福井大医学部の吉田好雄教授によると、この画像検査は乳がんの診断に使われているが、子宮体がんに応用したのは世界初としている。 細胞をかき出す検査は、麻酔をかけて少なくとも3回実施する必要があり、血栓症のリスクがあったが、画像診断なら患者の負担が大幅に減る。画像診断を経てがんを治した女性が23日、第1子を出産したという。 診断に使うのは、婦人科がん細胞を増大させる可能性がある女性ホルモン「エストロゲン」と結合する受容体がどれくらいあるか調べる「FES―PET検査」。 エストロゲン受容体が多いと早期がんとみなされ、子宮を摘出せずにホルモン剤を投与する治療が効果的と分かる。〔共同〕> とある。
子宮摘出必要か画像検査で判断 福井大、がん患者に新手法/日本経済新聞/2017.01.31 - 00:01
福井大は30日、子宮体がん患者の子宮を残したまま投薬でがんを治療できるか、全てを摘出する必要があるかを調べる際、何度も子宮内膜の細胞をかき出すことなく、画像検査で判断する手法を開発したと発表した。
福井大医学部の吉田好雄教授によると、この画像検査は乳がんの診断に使われているが、子宮体がんに応用したのは世界初としている。
細胞をかき出す検査は、麻酔をかけて少なくとも3回実施する必要があり、血栓症のリスクがあったが、画像診断なら患者の負担が大幅に減る。画像診断を経てがんを治した女性が23日、第1子を出産したという。
診断に使うのは、婦人科がん細胞を増大させる可能性がある女性ホルモン「エストロゲン」と結合する受容体がどれくらいあるか調べる「FES―PET検査」。
エストロゲン受容体が多いと早期がんとみなされ、子宮を摘出せずにホルモン剤を投与する治療が効果的と分かる。〔共同〕
<子宮体がん患者の子宮を残したまま投薬でがんを治療できるか、全てを摘出する必要があるかを調べる> に当り、上記記事のように、<画像検査で判断する手法> が開発されたことによって、"全てを摘出する" 手術の選択に傾きがちだったこれまでの流れが是正されることなりそうだ...... (2017.02.01)
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