"労災認定" の段階にまで至った、"ぼうこうがん" と "発がん性があるとされる物質" との関係については、昨年来注目され続けてきた。
◆ 参照 当誌過去の "芳香族アミン" 関連記事
○ <厚生労働省は21日、国内にある同一の化学工場で、従業員と退職者計7人がぼうこうがんを発症していたと発表した。うち5人は、発がん性があるとされる物質「MOCA(モカ)」を取り扱っていたことがあり、原因となった可能性がある。工場の名称や所在地は明らかにしていない......> ( 化学工場の7人が "ぼうこうがん"! 取り扱いの化学物質( MOCA [モカ] )が原因か?!/当誌 2016.09.23 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 発がん性物質の規制強化、労災認定の男性らが要請/朝日新聞 - apital/2017.02.21 - 06:32 は、 <発がん性物質オルト・トルイジンを扱っていた三星(みつぼし)化学工業(東京)の福井工場(福井市)で働いて膀胱(ぼうこう)がんを発症し、労災認定された男性らが20日、オルト・トルイジンと同類で発がん性があるとされる他の化学物質の規制も強化するよう厚生労働省に要請した> と報じている。
<......オルト・トルイジンは「芳香族アミン」と呼ばれる化合物の一種。厚労省は今年1月、オルト・トルイジンを「特定化学物質」に指定。労働者の皮膚に触れないよう防護服を着用させることなどを事業主に義務づけたが、芳香族アミン類の物質の多くに発がん性があるとされる。男性らは、全国の製造現場で染料の原料などに使われている芳香族アミン類全体を特定化学物質に指定するよう求めた。 福井工場では、オルト・トルイジンを扱っていた従業員と元従業員の男性7人が膀胱がんを発症し、昨年12月に労災認定された。男性らは、昨年労災認定された7人以外にも、福井工場の従業員と元従業員の男性計2人が膀胱がんを発症していると明らかにした。 ......> とある。
発がん性物質の規制強化、労災認定の男性らが要請/朝日新聞 - apital/2017.02.21 - 06:32
発がん性物質オルト・トルイジンを扱っていた三星(みつぼし)化学工業(東京)の福井工場(福井市)で働いて膀胱(ぼうこう)がんを発症し、労災認定された男性らが20日、オルト・トルイジンと同類で発がん性があるとされる他の化学物質の規制も強化するよう厚生労働省に要請した。
オルト・トルイジンは「芳香族アミン」と呼ばれる化合物の一種。厚労省は今年1月、オルト・トルイジンを「特定化学物質」に指定。労働者の皮膚に触れないよう防護服を着用させることなどを事業主に義務づけたが、芳香族アミン類の物質の多くに発がん性があるとされる。男性らは、全国の製造現場で染料の原料などに使われている芳香族アミン類全体を特定化学物質に指定するよう求めた。
福井工場では、オルト・トルイジンを扱っていた従業員と元従業員の男性7人が膀胱がんを発症し、昨年12月に労災認定された。男性らは、昨年労災認定された7人以外にも、福井工場の従業員と元従業員の男性計2人が膀胱がんを発症していると明らかにした。 ......
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
<芳香族アミン類全体が特定化学物質に指定> され、該当する被害者全員の "労災認定" が叶うことを望みたい...... (2017.02.22)
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