今回注目する下記引用サイト記事 : がん細胞の栄養源断ち「兵糧攻め」に...阪大チーム、化合物開発/yomiDr. ヨミドクター/2017.03.15 は、 <がん細胞の栄養源を断ち、「兵糧攻め」にする新たな化合物を開発し、増殖を抑えることに成功したとする研究成果を、大阪大学の金井好克教授(薬理学)らのチームがまとめた> と報じている。
<......マウスで効果を確認しており、2018年度から薬剤として患者に使用する臨床試験(治験)を阪大病院で開始し、新治療薬の開発を目指す。15日から長崎市で始まった日本薬理学会で発表する。 がん細胞は表面のたんぱく質の「入り口」から、栄養源のアミノ酸を取り込んで増殖するとされている。 チームはこれまでに、様々ながん細胞に共通して存在する「LAT1」と呼ばれる入り口を特定。この入り口を塞ぎ、がん細胞へのアミノ酸の補給を阻む化合物を開発した。 膵臓 がんや胃がんなどの細胞に試験管内で加えたところ、がん細胞の種類にかかわらず増殖を抑える効果を確認。膵臓がんのマウスを使った実験でも、化合物を飲ませたほうが、何もしなかったマウスより長く生存した。 患者への負担が少ない飲み薬として開発する方針で、金井教授は「既存の抗がん剤と併用することで、より高い効果も期待できる。治療が難しい患者に対する新たな薬になれば」と話す> とある。
がん細胞の栄養源断ち「兵糧攻め」に...阪大チーム、化合物開発/yomiDr. ヨミドクター/2017.03.15
がん細胞の栄養源を断ち、「兵糧攻め」にする新たな化合物を開発し、増殖を抑えることに成功したとする研究成果を、大阪大学の金井好克教授(薬理学)らのチームがまとめた。
マウスで効果を確認しており、2018年度から薬剤として患者に使用する臨床試験(治験)を阪大病院で開始し、新治療薬の開発を目指す。15日から長崎市で始まった日本薬理学会で発表する。
がん細胞は表面のたんぱく質の「入り口」から、栄養源のアミノ酸を取り込んで増殖するとされている。
チームはこれまでに、様々ながん細胞に共通して存在する「LAT1」と呼ばれる入り口を特定。この入り口を塞ぎ、がん細胞へのアミノ酸の補給を阻む化合物を開発した。
膵臓 がんや胃がんなどの細胞に試験管内で加えたところ、がん細胞の種類にかかわらず増殖を抑える効果を確認。膵臓がんのマウスを使った実験でも、化合物を飲ませたほうが、何もしなかったマウスより長く生存した。
患者への負担が少ない飲み薬として開発する方針で、金井教授は「既存の抗がん剤と併用することで、より高い効果も期待できる。治療が難しい患者に対する新たな薬になれば」と話す。
<がん細胞の栄養源を断ち、「兵糧攻め」にする> というわけで、<患者への負担が少ない飲み薬> が目指されることとなる。 がん細胞への毅然とした効果と、副作用の抑制とが組み合わされたがん治療薬となることが期待される...... (2017.03.17)
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