"特別養護老人ホーム" への "入所待ち!"(とその厳しさ)は、"保育園問題" とともに、かねてより悩ましい話題とされてきた。 そして今、事態は "複雑さ(?)" を呈しているようだ。
◆ 参照 "特別養護老人ホーム" 関連記事
○ <老人ホームというと、待っている人が多くて、なかなか入れないというイメージがありますが、今、ベッドが空いてきているんです。まず見ていくのが、入居待ちが52万人に上るとされる、特別養護老人ホームです。介護や医療的なケアなどのサービスが受けられ、国などから補助金が出ているため、年金の範囲内で入ることができます。全国の特別養護老人ホームのベッド数は、56万床余り。ベッドがどれだけ使われているかを示す稼働率について、今回、国が委託調査を行ったところ、その稼働率が96%と、100%に満たないことが分かりました。入りたくても入れない高齢者がたくさんいる一方で、なぜベッドが空いているのか。......> ( クローズアップ現代「」"老人ホーム"が空いている!?/NHK クローズアップ現代 /2017.03.16
今回注目する下記引用サイト記事 : 特養待機者36万6100人、受け皿不足続く...厚労省調査/yomiDr. ヨミドクター/2017.03.28 は、 <厚生労働省は27日、寝たきりなどで介護が必要な人が暮らす特別養護老人ホームに入りたくても入れない人が約36万6100人に上ると発表した。受け皿となる施設の不足が依然深刻な状況が浮き彫りになった> と報じている。
<......調査は、2016年4月現在の状況を集計した。特養は、介護保険法が改正された15年4月以降、やむを得ない事情がある場合を除き、入居者を介護の必要性が高い要介護3以上に限っている。待機者のうち、要介護3以上は約29万5200人。認知症でやむを得ない人など、要介護2以下は約7万900人だった。 今回の結果を13年10月の前回調査と比べると、要介護3以上の待機者は、約4万9900人減った。特に最も重い要介護5の待機者が2万1000人減った。政府は20年代初頭までに50万人分以上の新たな受け皿を確保する方針を掲げており、増設が進んだことが理由とみられる。 要介護3以上の待機者のうち、医療機関や介護老人保健施設など、自宅以外で暮らしながら、待機している人が約17万2000人。一方、自宅などで生活を送りながら待機している人は約12万3200人に上った> とある。
特養待機者36万6100人、受け皿不足続く...厚労省調査/yomiDr. ヨミドクター/2017.03.28
厚生労働省は27日、寝たきりなどで介護が必要な人が暮らす特別養護老人ホームに入りたくても入れない人が約36万6100人に上ると発表した。受け皿となる施設の不足が依然深刻な状況が浮き彫りになった。
調査は、2016年4月現在の状況を集計した。特養は、介護保険法が改正された15年4月以降、やむを得ない事情がある場合を除き、入居者を介護の必要性が高い要介護3以上に限っている。待機者のうち、要介護3以上は約29万5200人。認知症でやむを得ない人など、要介護2以下は約7万900人だった。
今回の結果を13年10月の前回調査と比べると、要介護3以上の待機者は、約4万9900人減った。特に最も重い要介護5の待機者が2万1000人減った。政府は20年代初頭までに50万人分以上の新たな受け皿を確保する方針を掲げており、増設が進んだことが理由とみられる。
要介護3以上の待機者のうち、医療機関や介護老人保健施設など、自宅以外で暮らしながら、待機している人が約17万2000人。一方、自宅などで生活を送りながら待機している人は約12万3200人に上った。
今回の厚労省調査によれば、相変わらず <寝たきりなどで介護が必要な人が暮らす特別養護老人ホームに入りたくても入れない人が約36万6100人に上る ...... 受け皿となる施設の不足が依然深刻な状況> のようではあるが、冒頭の関連記事では、"ベッドの空き" 、<ベッドの稼働率は96%> とも報じられている。 そこには、"施設という受け皿の不足" だけではない問題、特に "深刻な介護士不足" といった見過ごせない事態も潜んでいる、と指摘されている。 より適切な調査こそが求められているようである...... (2017.03.29)
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