喫煙が原因と見なされるのは、"肺がん" だけではない。 "肺気種" なども同様であり、<いったん発病すると、治ることはなく、進行を遅らせることしかできません。患者のQOLを著しく阻害します。ある意味、肺ガンよりも悪質で、悲惨な病気だと思います。とかを合併して発症すると、単なる肺炎でも死に至るほど重篤な症状になります> と警戒されたりもするくらいだ。
今回注目する下記引用サイト記事 : 一般社団法人 日本呼吸器学会 呼吸器の病気 は、 <主に喫煙が原因で肺機能が低下し呼吸が困難になる慢性閉塞性肺疾患(COPD)が、運動をすると分泌されるホルモンの働きで予防できることが分かったと大阪市立大のチームが6日、国際専門誌電子版に発表した。 運動による予防法やホルモンを利用した治療薬開発につながる可能性があるという> と報じている。
<......チームによると、COPDはたばこの煙によって、肺胞の破壊や気道の炎症が生じ、息切れやせきが起こる。 チームは、運動によって骨格筋から分泌されるホルモン「アイリシン」に着目。COPD患者40人の血中アイリシン濃度や肺の状態を調べ、濃度が高いほど肺胞の破壊が少ないことを突き止めた> とある。
たばこ肺疾患、運動で予防 大阪市大、ホルモンが作用/共同通信/2017.03.06 - 04:30
主に喫煙が原因で肺機能が低下し呼吸が困難になる慢性閉塞性肺疾患(COPD)が、運動をすると分泌されるホルモンの働きで予防できることが分かったと大阪市立大のチームが6日、国際専門誌電子版に発表した。
運動による予防法やホルモンを利用した治療薬開発につながる可能性があるという。
チームによると、COPDはたばこの煙によって、肺胞の破壊や気道の炎症が生じ、息切れやせきが起こる。
チームは、運動によって骨格筋から分泌されるホルモン「アイリシン」に着目。COPD患者40人の血中アイリシン濃度や肺の状態を調べ、濃度が高いほど肺胞の破壊が少ないことを突き止めた。
◆ 関連参照記事――慢性閉塞性肺疾患(COPD) <慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)とは、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病といえます。 40歳以上の人口の8.6%、約530万人の患者が存在すると推定されています(NICE study)が、大多数が未診断、未治療の状態であると考えられます。全体では死亡原因の9位、男性では7位を占めています。 最大の原因は喫煙であり、喫煙者の15~20%がCOPDを発症します。タバコの煙を吸入することで肺の中の気管支に炎症がおきて、せきやたんが出たり、気管支が細くなることによって空気の流れが低下します。また、気管支が枝分かれした奥にあるぶどうの房状の小さな袋である肺胞(はいほう)が破壊されて、肺気腫という状態になると、酸素の取り込みや二酸化炭素を排出する機能が低下します。COPDではこれらの変化が併存していると考えられており、治療によっても元に戻ることはありません。......>( 一般社団法人 日本呼吸器学会 呼吸器の病気 )
"運動" をしながらの "喫煙" は、どうかと思われるが、たばこ肺疾患への "治療薬開発につながる可能性" に期待を寄せたいところである...... (2017.03.07)
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