他人の細胞を使って作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)から網膜の細胞を作製し、重い目の病気の患者に移植(「他家移植」)する世界初の臨床研究 については、すでに、その "承認" に関する記事が伝えられていた。
◆ 参照 当誌過去の "他家移植" 関連記事
(1) 世界初、他人の"iPS細胞"から作った網膜の細胞移植手術! 厚労省の専門部会が了承!/当誌 2017.02.04
(2) 世界初、"他人のiPS細胞移植" 臨床研究が承認! 条件付きで 大阪大審査委員会/当誌 2016.09.11
(3) "他人のiPS細胞"使った臨床研究(「他家移植」!という方法) 来年前半の手術へ準備!/当誌 2016.06.09
今回注目する下記引用サイト記事 : 世界初、他人のiPS移植 理研、目の病気に網膜細胞/共同通信/2017.03.28 - 19:40 は、 <理化学研究所などのチームは28日、目の病気の患者に、他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を移植する手術を実施したと発表した。他人のiPS細胞を使った移植は世界初。患者本人のものを使うより準備期間が短く、費用も安くなる利点がある。iPS細胞を使った日本発の再生医療の普及に向けた大きな一歩となる> と報じている。
<......理研の高橋政代プロジェクトリーダーらが、神戸市立医療センター中央市民病院で臨床研究として実施した。「滲出型加齢黄斑変性」の60代男性に対し、iPS細胞から作った網膜細胞を含む溶液を注射針で目に注入。細胞が網膜に定着するのを待つ手法で移植した> とある。
世界初、他人のiPS移植 理研、目の病気に網膜細胞/共同通信/2017.03.28 - 19:40
理化学研究所などのチームは28日、目の病気の患者に、他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を移植する手術を実施したと発表した。他人のiPS細胞を使った移植は世界初。患者本人のものを使うより準備期間が短く、費用も安くなる利点がある。iPS細胞を使った日本発の再生医療の普及に向けた大きな一歩となる。
理研の高橋政代プロジェクトリーダーらが、神戸市立医療センター中央市民病院で臨床研究として実施した。「滲出型加齢黄斑変性」の60代男性に対し、iPS細胞から作った網膜細胞を含む溶液を注射針で目に注入。細胞が網膜に定着するのを待つ手法で移植した。
"他家移植" 臨床での主要な課題は、移植手術後の推移如何のはずである。 拒絶反応 は元より、不安定な経過が回避されるかどうかが注目される...... (2017.03.30)
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