"緑茶のカテキン(EGCG)" の "健康効果" には、"脳出血/脳梗塞/がん/認知症などなど" 幅広い予防効果がある、と数えあげられてきた。
◆ 参照 当誌過去の "カテキン" 関連記事
(1) "緑茶のカテキン(EGCG)" が "前立腺がん"の予防に効果あり(人間にも)!との研究結果!/当誌 2015.06.06
(2) "緑茶"に"認知症予防"効果か(金沢大)!? "脳出血/脳梗塞/がん"などの抑止効能に加え!/当誌 2014.05.16
(3) "緑茶"習慣で"脳出血/脳梗塞"の発症率低下! "生活習慣病"を"生活習慣の緑茶"で制す!?/当誌 2013.03.16
今回注目する下記引用サイト記事 : 茶カテキン、肝臓で効く 岐阜大グループ解明/中日新聞/2017.03.30 は、 <緑茶に含まれる茶カテキンが、動脈硬化のリスクを高める悪玉コレステロール(LDL)を肝臓に取り込んで分解や排せつする働きを助け、LDLの血中濃度を下げる仕組みを岐阜大応用生物科学部の長岡利教授(58)らの研究グループが突き止めた。ドイツの食品科学の専門誌電子版に掲載された> と報じている。
<......LDLの大半は肝臓で作られ、血液を通じて細胞膜などのもとになる脂質を運ぶ。ただ血中濃度が高くなると、動脈硬化などの心疾患にかかるリスクが高まると知られている。肝臓は血中濃度が高くならないよう、LDLの分解と排せつもしている。 茶カテキンの一つ「エピガロカテキンガレート(EGCG)」を継続的に摂取すると、肝臓でLDLが、より取り込まれることは分かっていたが、仕組みは知られていなかった。 長岡教授らは、ヒトの肝臓細胞を培養し、EGCGを加えて実験した。 すると、LDLと結び付いて肝臓に取り込む受け皿となるタンパク質「LDL受容体」が増え、一方で受容体を分解する酵素「PCSK9」が減ることを発見した。さらに受容体を作る橋渡し役となる遺伝子因子を増やす作用があることも見つけた。 食品科学の専門誌として有名な「モレキュラー・ニュートリション&フードリサーチ」電子版二月九日号に掲載された。 医療現場では、血中のLDL値を低下させるため、受容体の活性化薬「スタチン」が広く処方されている。長岡教授は「茶カテキンと一緒に摂取すれば、LDLの血中濃度を下げる効果がさらに高まる。身近な緑茶の効用を見直してほしい」と期待する。 (兼村優希)> とある。
茶カテキン、肝臓で効く 岐阜大グループ解明/中日新聞/2017.03.30
緑茶に含まれる茶カテキンが、動脈硬化のリスクを高める悪玉コレステロール(LDL)を肝臓に取り込んで分解や排せつする働きを助け、LDLの血中濃度を下げる仕組みを岐阜大応用生物科学部の長岡利教授(58)らの研究グループが突き止めた。ドイツの食品科学の専門誌電子版に掲載された。
LDLの大半は肝臓で作られ、血液を通じて細胞膜などのもとになる脂質を運ぶ。ただ血中濃度が高くなると、動脈硬化などの心疾患にかかるリスクが高まると知られている。肝臓は血中濃度が高くならないよう、LDLの分解と排せつもしている。
茶カテキンの一つ「エピガロカテキンガレート(EGCG)」を継続的に摂取すると、肝臓でLDLが、より取り込まれることは分かっていたが、仕組みは知られていなかった。
長岡教授らは、ヒトの肝臓細胞を培養し、EGCGを加えて実験した。
すると、LDLと結び付いて肝臓に取り込む受け皿となるタンパク質「LDL受容体」が増え、一方で受容体を分解する酵素「PCSK9」が減ることを発見した。さらに受容体を作る橋渡し役となる遺伝子因子を増やす作用があることも見つけた。
食品科学の専門誌として有名な「モレキュラー・ニュートリション&フードリサーチ」電子版二月九日号に掲載された。
医療現場では、血中のLDL値を低下させるため、受容体の活性化薬「スタチン」が広く処方されている。長岡教授は「茶カテキンと一緒に摂取すれば、LDLの血中濃度を下げる効果がさらに高まる。身近な緑茶の効用を見直してほしい」と期待する。
(兼村優希)
"血管年齢" が云々、と言われるように、"動脈硬化" の状態は "健康寿命" のあり様に重苦しい影を投げかけている。 日常での何気ない "緑茶習慣" が、それを改善するとなればこれほど結構なことはない...... (2017.03.31)
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