がん治療において、種々の視点から "ナノ粒子" 技術の応用されるケースが増えている。
◆ 参照 当誌過去の "ナノ粒子 がん" 関連記事
(1) "悪性度の高いがん"を見分ける造影剤(マンガンイオン)!東大など数年内実用化めざす!/当誌 2016.05.20
(2) "ナノテクノロジー"を使って"脳へのがん転移"治す!"血液脳関門"を通過してがん治療!/当誌 2015.06.12
今回注目する下記引用サイト記事 : がん患部標的の粒子開発 副作用少ない治療期待/共同通信/2017.03.08 - 02:03 は、 <九州大と量子科学技術研究開発機構(千葉市)の共同研究チームは7日までに、がん細胞に特有の高温性に反応して膨らむナノ粒子を開発した。米科学誌電子版に発表した。粒子に含ませた薬剤を、がん患部だけにとどまらせることができるといい、九大大学院薬学研究院の唐沢悟准教授(有機化学)は「副作用の少ない治療が期待できる」と話している> と報じている。
<......がん細胞は、それぞれ数十~数百ナノメートルの隙間がある。この隙間を狙ってナノ粒子に薬剤を含ませて運ぶ治療はこれまでもあったが、粒子が隙間にとどまることができず正常な細胞にも広がり、副作用を招いていた> とある。
がん患部標的の粒子開発 副作用少ない治療期待/共同通信/2017.03.08 - 02:03
九州大と量子科学技術研究開発機構(千葉市)の共同研究チームは7日までに、がん細胞に特有の高温性に反応して膨らむナノ粒子を開発した。米科学誌電子版に発表した。粒子に含ませた薬剤を、がん患部だけにとどまらせることができるといい、九大大学院薬学研究院の唐沢悟准教授(有機化学)は「副作用の少ない治療が期待できる」と話している。
がん細胞は、それぞれ数十~数百ナノメートルの隙間がある。この隙間を狙ってナノ粒子に薬剤を含ませて運ぶ治療はこれまでもあったが、粒子が隙間にとどまることができず正常な細胞にも広がり、副作用を招いていた。
抗がん剤などによる副作用は、薬剤によって攻撃する対象が、がん細胞のみに限定できずに正常細胞にまで影響が及んでしまうということからくる。
上記記事では、この弊害を回避する方法として、<がん細胞に特有の高温性に反応して膨らむナノ粒子を開発 ...... 粒子に含ませた薬剤を、がん患部だけにとどまらせることができる> という仕組みが構築できた、という...... (2017.03.09)
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