"耐性菌(多剤耐性菌)" は、現在、世界的な広がりで "危機的状況!" を生み出しており、これまでにも繰り返し報じられ、警告されている。
◆ 参照 当誌過去の "耐性菌" 関連記事
(1) <抗生物質などの抗菌薬の過剰な使用によって薬の効かない耐性菌への感染が世界的に広がるおそれがあることから、厚生労働省は、抗菌薬の適切な使用を医療機関に求めるマニュアルを新たに作成することを決めました......> ( もはや一刻を争う"耐性菌対策"! 抗菌薬の適切な使用求めマニュアル作成へ!(厚労省)/当誌 2016.12.07 )
(2) <世界は "ペニシリン以前の時代" に戻ろうとしている?......> ( 「スーパー耐性菌」(全ての抗生物質に"耐性"を持つ!) 米国内で初の感染例を確認!/当誌 2016.06.12 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 新薬開発が急がれる耐性菌/47 NEWS - 医療新世紀/2017.03.21 は、 <世界保健機関(WHO)は、既存の抗菌薬が効きにくいため新薬が早急に求められる耐性菌12種のリストを公表した> と報じている。
<......緊急性が特に高い第1グループの3種として、いずれも難治性感染症への切り札として使われる抗菌薬カルバペネムに耐性を持つ「アシネトバクター・バウマニ」「緑膿菌」「大腸菌などの腸内細菌科細菌」を挙げた。これらの細菌は既に他のほとんどの抗菌薬に耐性があるため、世界の医療現場で深刻な問題になっている。 抗菌薬の新規開発は長く停滞している。薬の必要性が特に高い細菌を明示することで政府や民間の研究開発資金投入を促す狙いがある> とある。
新薬開発が急がれる耐性菌/47 NEWS - 医療新世紀/2017.03.21
世界保健機関(WHO)は、既存の抗菌薬が効きにくいため新薬が早急に求められる耐性菌12種のリストを公表した。
緊急性が特に高い第1グループの3種として、いずれも難治性感染症への切り札として使われる抗菌薬カルバペネムに耐性を持つ「アシネトバクター・バウマニ」「緑膿菌」「大腸菌などの腸内細菌科細菌」を挙げた。これらの細菌は既に他のほとんどの抗菌薬に耐性があるため、世界の医療現場で深刻な問題になっている。
抗菌薬の新規開発は長く停滞している。薬の必要性が特に高い細菌を明示することで政府や民間の研究開発資金投入を促す狙いがある。
冒頭の参照 関連記事( もはや一刻を争う"耐性菌対策"! 抗菌薬の適切な使用求めマニュアル作成へ!(厚労省)/当誌 2016.12.07 )にもあるとおり、"耐性菌対策" は、一刻を争う!ものとなっている。
その点において、上記記事の <世界保健機関(WHO)は、既存の抗菌薬が効きにくいため新薬が早急に求められる耐性菌12種のリストを公表した> とある点は "対策" を大きく促進させるものかと思われる...... (2017.03.24)
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