死亡原因などとしてしばしば耳にする"心不全" は、心機能が弱まることで息切れや動悸などさまざまな症状となって表れるとされるが、詳細な仕組みについては定かではない。
◆ 参照 当誌過去の "心不全" 関連記事
(1) "心不全"の仕組み一端解明!心臓内で作られる"特定タンパク質"が心筋に作用!(大阪大)/当誌 2015.12.09
(2) <"心不全" とは、≪心臓の能力低下で起こる体の不健全な状態≫ だと言われ ≪現在、欧米ではトップの頻度の疾患で、1,000人当たり7.2人とされています。生活習慣の欧米化が進む日本でも、ほぼ同程度に迫っていると思われます。このうちの約50%が、狭心症や心筋梗塞が原因となっています≫ とある> ( 心不全/心肥大が発症する仕組み解明に繋がる可能性!心筋細胞のタンパク質"TRPV2"!/当誌 2014.05.31 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 心不全患者はがんに注意 発症リスク4倍/共同通信/2017.04.07 - 02:00 は、 <心不全の患者は、がんを発症するリスクが約4倍高くなることが診療データの解析で判明したと、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)のチームが6日、日本高血圧学会誌電子版に発表した> と報じている。
<......北風政史臨床研究部長は「心不全になったら、がんを疑うという意識を医師や患者が持ち、がんの早期発見に努めることが大事」と話している。 チームは2001~13年に同センター病院に心不全で入院した患者約5200人のうちがんを発症した人数と、国内全体のがん罹患率のデータを統計処理して解析。 国内の一般的ながん罹患率に比べて、心不全患者ががんにかかるリスクは約4倍高かった> とある。
心不全患者はがんに注意 発症リスク4倍/共同通信/2017.04.07 - 02:00
心不全の患者は、がんを発症するリスクが約4倍高くなることが診療データの解析で判明したと、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)のチームが6日、日本高血圧学会誌電子版に発表した。
北風政史臨床研究部長は「心不全になったら、がんを疑うという意識を医師や患者が持ち、がんの早期発見に努めることが大事」と話している。
チームは2001~13年に同センター病院に心不全で入院した患者約5200人のうちがんを発症した人数と、国内全体のがん罹患率のデータを統計処理して解析。
国内の一般的ながん罹患率に比べて、心不全患者ががんにかかるリスクは約4倍高かった。
<心不全の患者は、がんを発症するリスクが約4倍高くなる> というのが、統計処理上の解析結果だそうだ。両者の相関関係(?)については、今後研究されていくのかもしれないが、とりあえず、"がんの早期発見" のための一指標となりそうである...... (2017.04.08)
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