"「万能細胞」=iPS細胞" との認識が一般化する中で、同様に "「万能細胞」" である "ES細胞(胚性幹細胞" が再注目されている。
◆ 参照 当誌過去の "ES細胞" 関連記事
(1) <"「万能細胞」=iPS細胞" との認識が一般化する中で、同様に "「万能細胞」" である "ES細胞(胚性幹細胞)" が再注目されつつある。......> ( "ES細胞"の作製拠点作り、都内・京都に2施設 ―― ES細胞の実用化を加速させる狙い!/当誌 2016.03.30 )
(2) <さまざまな組織の細胞になる人の胚性幹細胞(ES細胞)から、体の運動機能をつかさどる小脳の神経細胞を作ることに理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市)と広島大のチームが成功し、......> ( 人の"ES細胞(胚性幹細胞)"から"小脳神経"作成成功!(理研/広島大)脳疾患治療期待!/当誌 2015.01.31 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 京大、医療応用へES細胞作製 厚労省に計画申請/共同通信/2017.04.02 - 17:00 は、 <再生医療に用いるための胚性幹細胞(ES細胞)を、人の受精卵から作製する計画を、京都大のチームが2日までに厚生労働省に申請した。不妊治療で使わなかった受精卵の提供を受けて、10年で約20種類の細胞株を作製する> と報じている。
<......2014年に厚労省が改正した臨床研究指針に沿ったもので、19日の厚労省の専門家委員会で審査。承認されれば国内初となる。 ES細胞は人工多能性幹細胞(iPS細胞)と同様にさまざまな組織に変化する能力を持つ。医療用のES細胞は国立成育医療研究センターが作製したことがあるが、指針が改正されてやり直しになった。同センターも近く計画を申請する見通し> とある。
京大、医療応用へES細胞作製 厚労省に計画申請/共同通信/2017.04.02 - 17:00
再生医療に用いるための胚性幹細胞(ES細胞)を、人の受精卵から作製する計画を、京都大のチームが2日までに厚生労働省に申請した。不妊治療で使わなかった受精卵の提供を受けて、10年で約20種類の細胞株を作製する。
2014年に厚労省が改正した臨床研究指針に沿ったもので、19日の厚労省の専門家委員会で審査。承認されれば国内初となる。
ES細胞は人工多能性幹細胞(iPS細胞)と同様にさまざまな組織に変化する能力を持つ。医療用のES細胞は国立成育医療研究センターが作製したことがあるが、指針が改正されてやり直しになった。同センターも近く計画を申請する見通し。
ES細胞は、"遺伝子を組み替え" を経ないだけに、"がん化する可能性" が低いというメリットがあると考えられている。
ただ、未だに解消されていない、付随する2つの問題「論理的な問題」と「拒絶反応」を抱え、今後もこれらへの慎重な配慮と対策が求められそうだ...... (2017.04.04)
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