その要請の高いことが言うまでもないアルツハイマー病の治療薬開発である。 いまだ、画期的な進展と評価されるものはないようだが、新しい視点からの成果が随時報告されている。
◆ 参照 当誌過去の "アルツハイマー病" 関連記事
○ <記憶力の増強など脳の機能を高めるタンパク質「リーリン」を分解してしまう酵素を、名古屋市立大などの共同研究チームが22日までに特定した。リーリンの減少はアルツハイマー病や統合失調症の発症に関係するとされており、治療薬の開発が期待される> ( 脳の機能を高めるタンパク質"リーリン"の分解酵素を特定!アルツハイマー治療に期待!/当誌 2017.03.23 )
今回注目する下記引用サイト記事 : アルツハイマー抑える物質を判明 マウスの実験で、新薬開発へ/共同通信/2017.04.04 - 16:53 は、 <アルツハイマー病の原因となる老廃物の脳内蓄積を抑え、認知機能を回復させられる物質をマウスの実験で明らかにしたと、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)や京都大などのチームが4日付の英専門誌電子版に発表した。 新たな治療薬となる可能性があり、人での有効性や安全性を確かめるため2017年度中に治験を始め、25年ごろをめどに臨床応用を目指す> と報じている。
<......アルツハイマー病はアミロイドベータという老廃物タンパク質が脳に蓄積し、神経細胞を死滅させるのが原因とされる。 チームは、植物から抽出される「タキシフォリン」にアミロイドベータの凝集を抑制する作用があることに注目した> とある。
アルツハイマー抑える物質を判明 マウスの実験で、新薬開発へ/共同通信/2017.04.04 - 16:53
アルツハイマー病の原因となる老廃物の脳内蓄積を抑え、認知機能を回復させられる物質をマウスの実験で明らかにしたと、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)や京都大などのチームが4日付の英専門誌電子版に発表した。
新たな治療薬となる可能性があり、人での有効性や安全性を確かめるため2017年度中に治験を始め、25年ごろをめどに臨床応用を目指す。
アルツハイマー病はアミロイドベータという老廃物タンパク質が脳に蓄積し、神経細胞を死滅させるのが原因とされる。
チームは、植物から抽出される「タキシフォリン」にアミロイドベータの凝集を抑制する作用があることに注目した。
アルツハイマー病の治療薬は、残念ながら現状、進行を遅らせたり、症状を緩和したりする水準にとどまり、予防や根治を目指す治療薬とは言えないとされている。 上記記事などの成果が、画期的な治療薬開発へのきっかけとなることを期待したい...... (2017.04.06)
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