<がんなどの重い病気で終末期の高齢者が心肺停止といった状態で救急搬送される際> の、"救急現場" における "蘇生" をめぐる対応判断では、葛藤と苦悩が極まる。患者にとっても、"蘇生" が必ずしも "最良の選択" とは言い切れないない現実も控えているからだ......。
◆ 参照 当誌過去の "蘇生" 関連記事
○ <がんなどの重い病気で終末期の高齢者が心肺停止といった状態で救急搬送される際に、本人の意思表示がないまま蘇生・延命措置を受けるケースが増えているため、厚生労働省は2017年度から、在宅医療に携わる医師や看護師、救急隊が連携し、患者の情報を共有する取り組みを支援する......> ( "救急延命"、本人の意思尊重!終末期高齢者の医療に携わる医療関係者間で情報共有へ!/当誌 2016.10.17
今回注目する下記引用サイト記事 : ※※※ は、 <各地の消防本部や救急隊員、医師らでつくる「日本臨床救急医学会」は7日、終末期で心肺が停止した患者に対し、救急隊が蘇生措置を実施するかどうか判断する際の指針を公表した。本人が蘇生を望まない意思を事前に書面で残し、かかりつけ医らの指示が確認できた場合は、救急隊に蘇生中止を認める内容。救急現場の対応ルールを初めて指針で明確化した> と報じている。
<......背景には、終末期の高齢者らが蘇生を望まない意思表示をしていても、動転した家族や老人ホームの職員らが119番通報する例が相次いでいることがある。患者の希望を尊重するとともに、救命任務との間で葛藤する救急隊の悩みを和らげるのが狙い> とある。
救急現場の蘇生中止ルール明確化 書面で患者意思、学会が指針公表/共同通信/2017.04.07 - 18:36
各地の消防本部や救急隊員、医師らでつくる「日本臨床救急医学会」は7日、終末期で心肺が停止した患者に対し、救急隊が蘇生措置を実施するかどうか判断する際の指針を公表した。本人が蘇生を望まない意思を事前に書面で残し、かかりつけ医らの指示が確認できた場合は、救急隊に蘇生中止を認める内容。救急現場の対応ルールを初めて指針で明確化した。
背景には、終末期の高齢者らが蘇生を望まない意思表示をしていても、動転した家族や老人ホームの職員らが119番通報する例が相次いでいることがある。患者の希望を尊重するとともに、救命任務との間で葛藤する救急隊の悩みを和らげるのが狙い。
どのような "環境整備(?)" をしようとも、人間の(肉親の)生命に関わる岐路での判断には "厳しい葛藤" が伴わざるを得ない。 しかし、"動転" するといった冷静さが失われる状況が回避される "手立て"(対応ルール)は、欠かせない...... (2017.04.09)
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