"再生移植" の医療分野では、"iPS細胞" のほか、"間葉系幹細胞" という存在が注目度を高めている。
<間葉系幹細胞は、骨芽細胞、脂肪細胞、筋細胞、軟骨細胞など、間葉系に属する細胞への分化能をもつとされる細胞で、骨や血管、心筋の再構築などの再生医療への応用が期待されています。さらに、胚葉の差をこえて神経細胞や肝細胞に分化するという報告もあり、興味がますます高まっています。 このたび、国立成育医療センター・梅澤明弘先生の研究グループによって樹立されたヒト間葉系幹細胞が細胞バンクから利用可能となりました。臍帯血、骨髄、胎盤等に由来し、正常細胞に加えて不死化細胞も登録されています。>( ヒト間葉系幹細胞 )
◆ 参照 当誌過去の "幹細胞" 関連記事
○ <......岡山大学病院の研究グループは、先天性の重い心臓病の子どもに、本人の心臓から採取した幹細胞を大量培養して移植し、心機能の改善を図る治療を、保険適用を目指した臨床試験(治験)として、8月に始めたことを明らかにした。実用化されれば世界初だという......> ( 心臓病児へ本人の心臓から採取した幹細胞移植!岡山大が治験!実用化されれば世界初!/当誌 2016.09.12 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 阪大、他人の幹細胞で皮膚再生 難病に治験開始へ/共同通信/2017.04.16 - 16:46 は、 <日常生活のささいな衝撃でも皮膚がはがれる難病「表皮水疱症」の患者に、骨髄などに含まれる他人の幹細胞を移植して皮膚を再生させる臨床試験(治験)を大阪大のチームが週内にも開始することが16日、分かった> と報じている。
<......別の病気の治療のために市販されている「間葉系幹細胞」を利用、新たな治療法の確立を目指す。玉井克人・大阪大寄付講座教授は「苦しんでいる患者の生活を改善したい」と話している。 表皮水疱症は、遺伝子の突然変異が原因で皮膚の接着が弱く、こするような弱い力で皮膚がはがれたり水ぶくれができたりする難病。国内の患者は500~千人とされる> とある。
阪大、他人の幹細胞で皮膚再生 難病に治験開始へ/共同通信/2017.04.16 - 16:46
日常生活のささいな衝撃でも皮膚がはがれる難病「表皮水疱症」の患者に、骨髄などに含まれる他人の幹細胞を移植して皮膚を再生させる臨床試験(治験)を大阪大のチームが週内にも開始することが16日、分かった。
別の病気の治療のために市販されている「間葉系幹細胞」を利用、新たな治療法の確立を目指す。玉井克人・大阪大寄付講座教授は「苦しんでいる患者の生活を改善したい」と話している。
表皮水疱症は、遺伝子の突然変異が原因で皮膚の接着が弱く、こするような弱い力で皮膚がはがれたり水ぶくれができたりする難病。国内の患者は500~千人とされる。
その "苦痛と辛さ" とを彷彿とさせる " 難病/表皮水疱症" であるだけに、上記記事での臨床試験(治験)の奏功することが期待される...... (2017.04.18)
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