副作用を回避する仕組みを講じつつ、"がん狙い撃ち" に打って出る方策は、 "抗がん剤治療" に限らず "放射線治療" にあっても同様である。
◆ 参照 当誌過去の "がん狙い撃ち" 関連記事
○ <BNCTは、がん細胞に取り込まれやすいホウ素薬剤を患者に点滴し、体への影響が少ない中性子線を照射する。ホウ素は、中性子線を吸収して核分裂した際に放射線を出し、がん細胞を内部からたたく。放射線の射程は細胞1個分ほどで、周囲の正常な細胞を傷つけにくいとされる> ( "がん狙い撃ち"放射線治療="ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)"、実用化に向け最終治験!/当誌 2014.00.00 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 薬をがんに集め、より効果的に 熱で固まる化合物を使用/共同通信/2017.04.22 - 18:17 は、 <熱で固まる化合物を使うことにより、効率的に放射線でがんを攻撃する治療法を京都大と神戸薬科大のチームが22日までに開発した。動物実験の段階だが、チームは「人の治療への応用も可能」とする> と報じている。
<......がんの放射線治療の一つに、放射性物質を直接体内へ投与する方法がある。局所的に大量の放射線を当てることができ、甲状腺がんの治療などではすでに保険が適用可能。ただ、放射性物質ががん以外の部位に広がる恐れもあった。 そこでチームは特定の温度で固まる性質を持った高分子の化合物に注目。化合物に放射性物質をくっつけた薬を注入し、がんを温めることで、薬をがん周辺に集める仕組みを考えた> とある。
薬をがんに集め、より効果的に 熱で固まる化合物を使用/共同通信/2017.04.22 - 18:17
熱で固まる化合物を使うことにより、効率的に放射線でがんを攻撃する治療法を京都大と神戸薬科大のチームが22日までに開発した。動物実験の段階だが、チームは「人の治療への応用も可能」とする。
がんの放射線治療の一つに、放射性物質を直接体内へ投与する方法がある。局所的に大量の放射線を当てることができ、甲状腺がんの治療などではすでに保険が適用可能。ただ、放射性物質ががん以外の部位に広がる恐れもあった。
そこでチームは特定の温度で固まる性質を持った高分子の化合物に注目。化合物に放射性物質をくっつけた薬を注入し、がんを温めることで、薬をがん周辺に集める仕組みを考えた。
<特定の温度で固まる性質を持った高分子の化合物に注目。化合物に放射性物質をくっつけた薬を注入し、がんを温めることで、薬をがん周辺に集める仕組み> とある。 今ひとつ、この "仕組み" が見通せないでいるのだが、いずれにしても、"放射性物質" が "がん狙い撃ち" に打って出る模様であり、副作用の回避が期待されている...... (2017.04.24)
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