がん治療では、がん細胞自体を直接、攻撃するというより、がんの進行に関わっている、いわば "がんの支援部分" に打撃を与えてその影響を待つという選択がある。
今回注目する下記引用サイト記事 : がん抑える新たな化合物を開発 マウスで免疫副作用なし/共同通信/2017.05.03 - 01:00 は、 <九州大などの研究グループは、がんの進行に深く関わるタンパク質の働きを妨げてがん細胞の増殖や転移を抑える新たな化合物を開発し、2日付の米科学誌電子版に発表した。マウス実験で、免疫細胞である白血球の減少といった副作用がないことを確認。体に優しい抗がん剤の開発につながる可能性がありそうだ> と報じている。
<......研究グループによると、がん全体の3割程度で確認される突然変異した遺伝子が、がん細胞内の特定のタンパク質に作用し、タンパク質が細胞内への栄養分取り込みなどを促すことでがんが進行するという仕組みを突き止めた。 開発した化合物は、このタンパク質の働きを抑えるものという> とある。
がん抑える新たな化合物を開発 マウスで免疫副作用なし/共同通信/2017.05.03 - 01:00
九州大などの研究グループは、がんの進行に深く関わるタンパク質の働きを妨げてがん細胞の増殖や転移を抑える新たな化合物を開発し、2日付の米科学誌電子版に発表した。マウス実験で、免疫細胞である白血球の減少といった副作用がないことを確認。体に優しい抗がん剤の開発につながる可能性がありそうだ。
研究グループによると、がん全体の3割程度で確認される突然変異した遺伝子が、がん細胞内の特定のタンパク質に作用し、タンパク質が細胞内への栄養分取り込みなどを促すことでがんが進行するという仕組みを突き止めた。
開発した化合物は、このタンパク質の働きを抑えるものという。
<がん細胞内への栄養分取り込み> などの側面を制圧するといった、いわば "兵糧攻め" とも言える上記記事での攻撃は、確かに "間接的" であり、手緩く見えないわけでもない。 ただ、その分、このアプローチによる副作用が回避されるようなので、今後の研究成果が期待される...... (2017.05.04)
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