がん治療における "抗がん剤" の使用に、"何がしかの変化" が生まれる兆しか......。 <がん治療薬「オプジーボ」など超高額新薬が保険財政に与える影響が問題化> したことに端を発し、これまで "過剰な期待" が寄せられて来た "抗がん剤" が冷静に見直されることになるのであろうか。
今回注目する下記引用サイト記事 : 抗がん剤、効果同じなら安い薬を 日赤医療センターが決定/共同通信/2017.06.30 - 17:13 は、 <日本赤十字社医療センター(東京)は30日までに、5月に保険適用が決まった抗がん剤「ザルトラップ」について、治療で原則使用しない方針を決めた。同じ効果で約半額の既存類似薬があり、割高な新薬を使うメリットはないと判断した。薬価が高いことを理由に医療機関が使用を差し控える決定をするのは異例> と報じている。
<......がん治療薬「オプジーボ」など超高額新薬が保険財政に与える影響が問題化したことから、厚生労働省は薬価制度の見直しを進めている。同センターは医療費の抑制につなげる狙いで、今回の決定は国の制度見直し議論に一石を投じそうだ> とある。
抗がん剤、効果同じなら安い薬を 日赤医療センターが決定/共同通信/2017.06.30 - 17:13
日本赤十字社医療センター(東京)は30日までに、5月に保険適用が決まった抗がん剤「ザルトラップ」について、治療で原則使用しない方針を決めた。同じ効果で約半額の既存類似薬があり、割高な新薬を使うメリットはないと判断した。薬価が高いことを理由に医療機関が使用を差し控える決定をするのは異例。
がん治療薬「オプジーボ」など超高額新薬が保険財政に与える影響が問題化したことから、厚生労働省は薬価制度の見直しを進めている。同センターは医療費の抑制につなげる狙いで、今回の決定は国の制度見直し議論に一石を投じそうだ。
上記記事中には <同じ効果で約半額の既存類似薬があり、......> とある。 これまで、"抗がん剤の効果" が、"比較" という観点にまで踏み込んで吟味されたことはめずらしいのではなかろうか。 これが、今回の推移で注目されるべき点なのかもしれない...... (2017.07.02)
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