人々の願いは、寿命の長さではなく、<介護を必要としない「健康寿命」の長さ> だと考えられている。 そして、そのためにはどうすべきか、と。
◆ 参照 当誌過去の "健康寿命" 関連記事
(1) "茶カテキン"!肝臓で"悪玉コレステロール(LDL)"に効く仕組み解明!(岐阜大グループ)/当誌 2017.03.31
(2) "老化抑制物質(サーチュインの材料)"を人に投与する臨床研究!病気予防に期待!(慶大)/当誌 2016.07.13
(3) 長寿は、その質の「健康寿命」として問われ始める!調査結果"沖縄"の例!(聖徳大教授)/当誌 2016.06.14
(4) がん死亡の8割、生活習慣と環境が原因! 過剰な塩分、運動不足&野菜不足、タバコ!/当誌 2016.02.15
(5) "食事制限による寿命延長/抗老化作用"を進める必須の因子"NPY"(神経ペプチド)を解明!/当誌 2014.04.07 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 毎日歩行、野菜摂取など...生活改善で「健康寿命」に2年余りの差も/yomiDr. ヨミドクター/2017.07.12 は、 <適度な睡眠や毎日の歩行などの健康的な生活習慣を数多く取り入れている人ほど、介護を必要としない「健康寿命」が長いとの調査結果を厚生労働省の研究班が発表した。 約1万人の高齢者を調査したところ、健康的な生活習慣を多く取り入れている人とそうでない人では、最大2年余りの差がみられた> と報じている。
<......国は、生活習慣の改善によって健康寿命を延ばすことを目標に掲げている。研究班は2006年12月、宮城県大崎市で65歳以上の住民に生活習慣などに関するアンケートを行い、9746人について、9年間追跡調査した。 調査で「健康的な生活習慣」としたのは、非喫煙または禁煙して5年以上 ▽1日の平均歩行時間が30分以上 ▽1日の平均睡眠時間が6~8時間 ▽多めの野菜摂取 ▽多めの果物摂取――の5項目。これらの生活習慣の実践数と、死亡または要介護認定を受けるまでの期間の関係を調べた。 その結果、実践数が0~1項目だった人と比べた健康寿命の差は、2項目ある人は11・5か月、3項目だと17・4か月、4項目だと23・9か月それぞれ長かった。5項目すべて行っている人では25・4か月にまで差が開いていた。 研究をまとめた辻一郎・東北大学教授(公衆衛生学)は「健康的なライフスタイルを取り入れれば、健康寿命の延伸が期待できることを示唆する結果だ」としている> とある。
毎日歩行、野菜摂取など...生活改善で「健康寿命」に2年余りの差も/yomiDr. ヨミドクター/2017.07.12
適度な睡眠や毎日の歩行などの健康的な生活習慣を数多く取り入れている人ほど、介護を必要としない「健康寿命」が長いとの調査結果を厚生労働省の研究班が発表した。
約1万人の高齢者を調査したところ、健康的な生活習慣を多く取り入れている人とそうでない人では、最大2年余りの差がみられた。
国は、生活習慣の改善によって健康寿命を延ばすことを目標に掲げている。研究班は2006年12月、宮城県大崎市で65歳以上の住民に生活習慣などに関するアンケートを行い、9746人について、9年間追跡調査した。
調査で「健康的な生活習慣」としたのは、非喫煙または禁煙して5年以上 ▽1日の平均歩行時間が30分以上 ▽1日の平均睡眠時間が6~8時間 ▽多めの野菜摂取 ▽多めの果物摂取――の5項目。これらの生活習慣の実践数と、死亡または要介護認定を受けるまでの期間の関係を調べた。
その結果、実践数が0~1項目だった人と比べた健康寿命の差は、2項目ある人は11・5か月、3項目だと17・4か月、4項目だと23・9か月それぞれ長かった。5項目すべて行っている人では25・4か月にまで差が開いていた。
研究をまとめた辻一郎・東北大学教授(公衆衛生学)は「健康的なライフスタイルを取り入れれば、健康寿命の延伸が期待できることを示唆する結果だ」としている。
何はさておき、先ずは、"喫煙、受動喫煙" を控える流れをいま少し強く推進するだけでも事態は改善されてくると思われるのだが...... (2017.07.15)
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