"受精卵のゲノム編集" については、国際的にも生命倫理的な視点から限定的な容認に止まっているのが現状である。
◆ 参照 当誌過去の "ゲノム編集" 関連記事
(1) 中国、正常な受精卵にゲノム編集! 人の遺伝子改変(病気の原因となる遺伝子の修復)!/当誌 2017.03.12
(2) "ゲノム編集"で将来子どもも 米学術機関、遺伝性の深刻な病気を防ぐ目的に限り容認!/当誌 2017.02.16
(3) 「ゲノム編集」技術、初の"人体への応用"!"肺がん患者"に、中国の研究グループ!/当誌 2016.11.18
(4) 政府生命倫理専門調査会、"ゲノム編集"での人の受精卵改変を容認!基礎研究のみ....../当誌 2016.04.24
(5) "ゲノム編集"でヒト受精卵の遺伝子を改変、2例目!中国のチーム!倫理的問題が指摘!/当誌 2016.04.11
今回注目する下記引用サイト記事 : 心臓病の遺伝子修復に成功 米チーム、受精卵をゲノム編集/共同通信/2017.08.03 - 05:24 は、 <【ワシントン共同】 人の受精卵をゲノム編集で改変し、心臓病の原因となる遺伝子変異を高い効率で修復することに成功したと、米オレゴン健康科学大のチームが2日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。子宮に戻して成長させるのは避けた。ゲノム編集は狙った遺伝子を効率的に改変できる技術。人の受精卵への応用は中国で実施例があるが、米国では初めて> と報じている。
<......従来に比べて成功率が大幅に高まり、受精卵が成長する際に正常な細胞と異常な細胞が混じる問題も避けられた。質が良い受精卵を選んで子宮に戻せば、子どもが遺伝病になるリスクを減らせる可能性がある> とある。
心臓病の遺伝子修復に成功 米チーム、受精卵をゲノム編集/共同通信/2017.08.03 - 05:24
【ワシントン共同】 人の受精卵をゲノム編集で改変し、心臓病の原因となる遺伝子変異を高い効率で修復することに成功したと、米オレゴン健康科学大のチームが2日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。子宮に戻して成長させるのは避けた。ゲノム編集は狙った遺伝子を効率的に改変できる技術。人の受精卵への応用は中国で実施例があるが、米国では初めて。
従来に比べて成功率が大幅に高まり、受精卵が成長する際に正常な細胞と異常な細胞が混じる問題も避けられた。質が良い受精卵を選んで子宮に戻せば、子どもが遺伝病になるリスクを減らせる可能性がある。
<受精卵のゲノム編集> に "倫理的な問題" が指摘されるのは、<子宮に戻して成長させる> ならば、"改変した遺伝子が次世代に受け継がれる可能性がある" ためなのであり、それが "杞憂" だと言い切れるのかどうかについては、なお不確かさが残る...... (2017.08.04)
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