国内における "がん発症(率)" の "地域差" については、種々の視点から問題提起されているようである。
◆ 参照 当誌過去の "がん 県" 関連記事
○ <がんによる死亡率が12年連続で全国最悪となっている青森県が、県内の市町村のがん検診を調べたところ、一部の自治体で検査方法が不適切など、検診の質に問題があることがわかりました。専門家は、「検診の質をどう保つのかは全国共通の課題でほかの都道府県でも調査を進め質の管理を徹底してほしい」と話しています......> ( がんによる死亡率が12年連続で全国最悪となっている青森県、"がん検診の質"に問題も?!/当誌 2017.01.27 )
今回注目する下記引用サイト記事 : がん発症、日本海側で多く 17年、最多の101万人/共同通信/2017.09.20 - 00:00 は、 <国立がん研究センターは19日、2013年に新たにがんと診断された人は86万2千人で、日本海側で多いとする分析結果を公表した。部位別でも胃がんが日本海側、肝臓がんは西日本に多いなどの地域差が明らかになった。高齢化に伴い、当面患者の増加が続く見込みで、17年は過去最多の101万4千人になると予測している> と報じている。
<......地域差には生活習慣やウイルス感染が影響したと考えられる一方、医療体制の格差が要因とみられる例もあった。同センターは「都道府県でがん対策を立てる際の材料にしてほしい」と話す。 都道府県が行う「地域がん登録」のデータから全国の状況を推定した> とある。
がん発症、日本海側で多く 17年、最多の101万人/共同通信/2017.09.20 - 00:00
国立がん研究センターは19日、2013年に新たにがんと診断された人は86万2千人で、日本海側で多いとする分析結果を公表した。部位別でも胃がんが日本海側、肝臓がんは西日本に多いなどの地域差が明らかになった。高齢化に伴い、当面患者の増加が続く見込みで、17年は過去最多の101万4千人になると予測している。
地域差には生活習慣やウイルス感染が影響したと考えられる一方、医療体制の格差が要因とみられる例もあった。同センターは「都道府県でがん対策を立てる際の材料にしてほしい」と話す。
都道府県が行う「地域がん登録」のデータから全国の状況を推定した。
<高齢化に伴い、当面患者の増加が続く見込みで、17年は過去最多の101万4千人になると予測している> という点に関しては、残念ながらそういうものかと受け容れざるを得ない。 が、"地域差" については、もう少し踏み込んだ分析が必要であるかに思われる...... (2017.09.21)
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