"がん患者の血液" から、"遺伝子変異" を見つけて、"がんを早期に発見する検査手法" は、すでに試みられてきた。
◆ 参照 当誌過去の "血液 がん遺伝子" 関連記事
(1) <検査受託会社の日本遺伝子研究所(仙台市)は米国企業との共同研究で血液からがんを早期に発見する検査手法を新たに確立した。検査板に血液を流し、微細な溝にかかった体内物質からがん細胞を見分ける仕組み。実証実験で9割のがん検出成果が得られたという......> ( "がん"早期に発見する"血液検査"手法を新たに確立!技術高め検査普及へ(遺伝子研など)/当誌 2016.06.17 )
(2) <わずかな血液を検査するだけで、がんに関連する異常な遺伝子を60種類検出する新しい手法を国立がん研究センターが開発した。 多くの遺伝子異常を調べるためには、針で刺して組織を取り出す生体検査が行なわれているが、患者の負担が大きく、出血による合併症の危険もある。新手法なら繰り返し検査できるうえ、一人ひとりのがんの進み方にあった薬や治療法の選択ができるようになる> ( わずかな血液で "がん遺伝子(遺伝子異常)"60種類検出!多くのがんに対応 (国がん研セ)/当誌 2015.12.29 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 血液でがん遺伝子特定、国内初 東京医科歯科大/共同通信/2017.09.13 - 18:24 は、<同検査の臨床試験は国内初> という点が注目されるわけだが、 <東京医科歯科大は13日、がん患者の血液から、原因となる遺伝子変異の種類を特定する新しい検査の臨床試験を始めたと発表した。一度に73種類の変異を調べることが可能で、遺伝情報を利用して患者に合った個別化医療を提供する「がんゲノム医療」につながると期待される。同検査の臨床試験は国内初> と報じている。
<......がん細胞の遺伝子を調べるには、一般にがん組織の一部を切り取る「生検」が必要だが、新検査は血液に含まれる、がん細胞から放出されたDNAを検出するため、採血だけで検査が可能となる。 新検査は米ベンチャー企業が開発し、大学が8月28日に実施した> とある。
血液でがん遺伝子特定、国内初 東京医科歯科大/共同通信/2017.09.13 - 18:24
東京医科歯科大は13日、がん患者の血液から、原因となる遺伝子変異の種類を特定する新しい検査の臨床試験を始めたと発表した。一度に73種類の変異を調べることが可能で、遺伝情報を利用して患者に合った個別化医療を提供する「がんゲノム医療」につながると期待される。同検査の臨床試験は国内初。
がん細胞の遺伝子を調べるには、一般にがん組織の一部を切り取る「生検」が必要だが、新検査は血液に含まれる、がん細胞から放出されたDNAを検出するため、採血だけで検査が可能となる。
新検査は米ベンチャー企業が開発し、大学が8月28日に実施した。
上記記事での "新検査" では、がんに罹患していることが分かるだけではなく、いわゆる「がんゲノム医療」につながる "個別化医療" を目指している点が注目されそうだ...... (2017.09.15)
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