中国で人への感染が続いている "鳥インフルエンザウイルス(H7N9)" が確認されたのは、2013年のことだが、冬を前に、そこから "変異し毒性が強化!" した "鳥インフル(H7N9)" の動向が警戒されている。
◆ 参照 当誌過去の "H7N9" 関連記事
(1) 中国、鳥インフル("H7N9型")感染で死者!広東省東莞市 人への感染リスクが高まる冬!/当誌 2015.12.28
(2) 目が離せない"中国の鳥H7N9型インフル"!新たな感染者!"人から人への感染"も認める!/当誌 2014.01.30
今回注目する下記引用サイト記事 : 中国の鳥インフル、薬効きにくく哺乳類感染で強毒化...東大など実験/yomiDr.ヨミドクター/2017.10.20 は、 <中国で人への感染が続いている鳥インフルエンザウイルス(H7N9)の一部が変異し、哺乳類への毒性が強まったとの研究結果を東京大学医科学研究所などのチームが20日、米科学誌に発表した。 H7N9は2013年に中国で人への感染が確認された。16年に鳥への毒性が強い変異株が見つかり、今年2月、この株の人への感染も報告された> と報じている。
<......新たな変異株の哺乳類への影響を確認するため、同研究所の河岡義裕教授らは、中国の患者から取ったウイルスを、マウスやフェレットに感染させた。 フェレットの実験では、従来型のH7N9ウイルスを感染させても死ななかったが、変異株では感染させた4匹中2匹が死んだ。周囲にいた3匹のフェレットにも 飛沫 感染し、うち2匹が死んだ。 マウスで薬の効果を調べると、タミフルなど医療現場で使われている抗インフルエンザ薬は効きにくかったが、作用する仕組みが異なり、新型インフルエンザの流行に備え国が備蓄しているアビガンという薬は効果があった。 ウイルスに詳しい京都大学の野田岳志教授は「H7N9ウイルスが、人に対しても高い病原性を示す可能性があることが明らかになった」と指摘する。 厚生労働省によると、H7N9は今年9月27日までに1564人(うち中国で1556人)の感染が判明。日本国内で人間への感染例はない> とある。
中国の鳥インフル、薬効きにくく哺乳類感染で強毒化...東大など実験/yomiDr.ヨミドクター/2017.10.20
中国で人への感染が続いている鳥インフルエンザウイルス(H7N9)の一部が変異し、哺乳類への毒性が強まったとの研究結果を東京大学医科学研究所などのチームが20日、米科学誌に発表した。
H7N9は2013年に中国で人への感染が確認された。16年に鳥への毒性が強い変異株が見つかり、今年2月、この株の人への感染も報告された。
新たな変異株の哺乳類への影響を確認するため、同研究所の河岡義裕教授らは、中国の患者から取ったウイルスを、マウスやフェレットに感染させた。
フェレットの実験では、従来型のH7N9ウイルスを感染させても死ななかったが、変異株では感染させた4匹中2匹が死んだ。周囲にいた3匹のフェレットにも 飛沫 感染し、うち2匹が死んだ。
マウスで薬の効果を調べると、タミフルなど医療現場で使われている抗インフルエンザ薬は効きにくかったが、作用する仕組みが異なり、新型インフルエンザの流行に備え国が備蓄しているアビガンという薬は効果があった。
ウイルスに詳しい京都大学の野田岳志教授は「H7N9ウイルスが、人に対しても高い病原性を示す可能性があることが明らかになった」と指摘する。
厚生労働省によると、H7N9は今年9月27日までに1564人(うち中国で1556人)の感染が判明。日本国内で人間への感染例はない。
今回の "変異株ウイルス" の怖さは、<哺乳類への毒性が強まった> 点だとされ、<フェレットの実験では、従来型のH7N9ウイルスを感染させても死ななかったが、変異株では感染させた4匹中2匹が死んだ> とある。 "ウイルスにおける薬剤耐性強化" という "変異" こそが改めて警戒されなければならないようだ...... (2017.10.22)
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