<(がん診療)拠点病院は、有効性や安全性が確認された標準治療を提供するところ> だと理解されていたはずだが、その "がん診療拠点病院" が、<がん治療の効果が国によって確認されておらず、保険診療が適用されていない免疫療法> を実施していたという事実は、理由はどうあれ、国としての "がん診療" のあり方に "不信感" を招いているのではなかろうか。
今回注目する下記引用サイト記事 : がん診療拠点病院での免疫療法めぐり議論へ/NHK NEWS WEB/2017.10.02 - 17:40 は、 <厚生労働省が指定するがん診療の拠点病院のうち、少なくとも12か所で、治療の効果が国によって確認されていない免疫療法を実施していたことが明らかになったことを受けて、厚生労働省はこうした免疫療法を拠点病院で実施すべきかどうかや、実施する場合の条件などについて、4日に開かれる専門家の検討会で議論を始めることを決めました> と報じている。
<......がん診療の拠点病院は、質の高い診断や治療を行う医療機関として、厚生労働省が全国434の病院を指定していて、治療の診療報酬が加算されたり、国や都道府県から補助金を受けたりしています。 この拠点病院のうち、全国の少なくとも12の病院が、がん治療の効果が国によって確認されておらず、保険診療が適用されていない免疫療法を、おととし実施していたことがNHKの取材でわかりました。 拠点病院は、実施する理由について、「患者によっては効果があると考えられるため」や「患者が希望しているから」などと回答しています。 一方、がん拠点病院の指定を話し合う検討会のメンバーの医師は「拠点病院は、有効性や安全性が確認された標準治療を提供するところで、科学的な根拠のない免疫療法は臨床研究以外では実施すべきではない」と指摘しています。 これについて、厚生労働省は、こうした免疫療法を拠点病院で実施すべきかどうかや、実施する場合の条件などについて、4日に開かれる拠点病院の指定条件を話し合う検討会で議論を始めることを決めました。 厚生労働省は、来年春ごろまでに意見を取りまとめ、再来年4月からの拠点病院の指定に反映することにしています> とある。
がん診療拠点病院での免疫療法めぐり議論へ/NHK NEWS WEB/2017.10.02 - 17:40
厚生労働省が指定するがん診療の拠点病院のうち、少なくとも12か所で、治療の効果が国によって確認されていない免疫療法を実施していたことが明らかになったことを受けて、厚生労働省はこうした免疫療法を拠点病院で実施すべきかどうかや、実施する場合の条件などについて、4日に開かれる専門家の検討会で議論を始めることを決めました。
がん診療の拠点病院は、質の高い診断や治療を行う医療機関として、厚生労働省が全国434の病院を指定していて、治療の診療報酬が加算されたり、国や都道府県から補助金を受けたりしています。
この拠点病院のうち、全国の少なくとも12の病院が、がん治療の効果が国によって確認されておらず、保険診療が適用されていない免疫療法を、おととし実施していたことがNHKの取材でわかりました。
拠点病院は、実施する理由について、「患者によっては効果があると考えられるため」や「患者が希望しているから」などと回答しています。
一方、がん拠点病院の指定を話し合う検討会のメンバーの医師は「拠点病院は、有効性や安全性が確認された標準治療を提供するところで、科学的な根拠のない免疫療法は臨床研究以外では実施すべきではない」と指摘しています。
これについて、厚生労働省は、こうした免疫療法を拠点病院で実施すべきかどうかや、実施する場合の条件などについて、4日に開かれる拠点病院の指定条件を話し合う検討会で議論を始めることを決めました。
厚生労働省は、来年春ごろまでに意見を取りまとめ、再来年4月からの拠点病院の指定に反映することにしています。
"標準治療" と "保険診療適用" とが看板である "がん診療拠点病院" が、これらとそぐわないばかりか、"科学的な根拠のない免疫療法" として医療関係者の間で疑問視され続けてきた治療法に "手を染めていた" 点は、がんに怯え続ける国民各位の不安を煽っている...... (2017.10.04)
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