<医療費の無駄をなくし、......> という根拠を掲げて検討されている「7対1看護配置」の見直し、削減が意味するところは、結局、"看護サービスの低下=看護師の負荷増大" 以外ではないはずだ。 この方向へと、"診療報酬の仕組み" の変更をもって誘導するのが厚労省の対策なのだという。
今回注目する下記引用サイト記事 : 重症患者向け病床削減へ、厚労省 医療の実績に応じ報酬、費用抑制/共同通信/2017.11.22 - 15:43 は、 <厚生労働省は22日、手厚く看護師を配置している重症入院患者向けの急性期病床について、来年度から診療報酬の仕組みを大幅に見直し、ベッド数削減へ誘導する方針を固めた> と報じている。
<......現在は看護師らの人数が多いほど高い報酬を支払っているが、軽症の患者が混在している例もあるため、提供する医療の実績に応じて支払額を決める形に変更する。 医療費の無駄をなくし、高齢化に伴う慢性疾患の患者増加に合わせて、病床再編を進める狙い。 24日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に提案する> とある。
重症患者向け病床削減へ、厚労省 医療の実績に応じ報酬、費用抑制/共同通信/2017.11.22 - 15:43
厚生労働省は22日、手厚く看護師を配置している重症入院患者向けの急性期病床について、来年度から診療報酬の仕組みを大幅に見直し、ベッド数削減へ誘導する方針を固めた。
現在は看護師らの人数が多いほど高い報酬を支払っているが、軽症の患者が混在している例もあるため、提供する医療の実績に応じて支払額を決める形に変更する。
医療費の無駄をなくし、高齢化に伴う慢性疾患の患者増加に合わせて、病床再編を進める狙い。24日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に提案する。
◆ 関連参照記事 <「7対1看護配置」とは、入院患者様7人に対して、常時看護師1人以上を配置するというもので、従来の「10対1看護配置」よりも手厚い看護体制であり、高度医療への対応、医療安全の確保を図ることにより、より安全で信頼できる看護の提供が可能です。>( 7対1看護体制(7対1入院基本料)/日本赤十字社 高知赤十字病院 )
現在、他の分野でも進められている、いわゆる "働き方改革" の性格と、上記記事での "仕組み変更" は共通しているように見える。 "医療の実績に応じ報酬" とは聞こえはいいものの、要するに "サービス縮小、費用削減" の合理化策そのものであろう。 医療費削減の策が、医療サービスの質の低下を誘うのだとするならば、患者側としては不安とならざるを得ない...... (2017.11.24)
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