今回注目する下記引用サイト記事 : 若年成人がん 年98万人が発症、36万人死亡 3分の2が女性、初の推計/産経ニュース/2017.12.05 - 08:29 は、 <世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)は、20~39歳の若年成人のがんについて、世界の新規診断(発症)数と死亡数の年間推計を初めてまとめた。2012年には約98万人が発症し、約36万人が死亡。女性が発症の3分の2、死亡も過半数を占めることが分かった。 がんの研究はこれまで、患者数が多い高齢者と、治ればその後の生存期間が長い子供のがんに重点が置かれ、働き盛りである若年成人の実態把握は遅れていた> と報じている。
<......IARCは、今回明らかになった実態に合わせ、効果的な対策を検討すべきだとしている。 推計には、計27種類のがんについて、世界184カ国のデータを利用した。 発症数で最も多かったのは、女性の乳がんで約19万1000人。それに子宮頸(けい)がんの約11万1000人、甲状腺がん(約7万9000人)、白血病(約4万9000人)などが続いた。 死亡数でも乳がんが約4万9000人と最多で、白血病(約3万6000人)、肝臓がん(同)、子宮頸がん(約2万8000人)と続いた。乳がんや子宮頸がんの多さを反映し、女性が占める割合は、発症数の65%、死亡数の54%に達していた。 若年成人のがんの特徴についてIARCは、喫煙や飲酒などの生活習慣と関係が深いがんは少ない一方、予防手段が取れるがんがいくつもあると分析。具体的には、子宮頸がんとB型肝炎ウイルスによる肝臓がんは、ワクチンによって大きな削減が期待できるとし、子宮頸がん検診のメリットにも言及した。 その上で、こうした実情を一般の人、専門家の双方に広く知らせることが大切だと指摘した> とある。
若年成人がん 年98万人が発症、36万人死亡 3分の2が女性、初の推計/産経ニュース/2017.12.05 - 08:29
世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)は、20~39歳の若年成人のがんについて、世界の新規診断(発症)数と死亡数の年間推計を初めてまとめた。2012年には約98万人が発症し、約36万人が死亡。女性が発症の3分の2、死亡も過半数を占めることが分かった。
がんの研究はこれまで、患者数が多い高齢者と、治ればその後の生存期間が長い子供のがんに重点が置かれ、働き盛りである若年成人の実態把握は遅れていた。
IARCは、今回明らかになった実態に合わせ、効果的な対策を検討すべきだとしている。
推計には、計27種類のがんについて、世界184カ国のデータを利用した。
発症数で最も多かったのは、女性の乳がんで約19万1000人。それに子宮頸(けい)がんの約11万1000人、甲状腺がん(約7万9000人)、白血病(約4万9000人)などが続いた。
死亡数でも乳がんが約4万9000人と最多で、白血病(約3万6000人)、肝臓がん(同)、子宮頸がん(約2万8000人)と続いた。乳がんや子宮頸がんの多さを反映し、女性が占める割合は、発症数の65%、死亡数の54%に達していた。
若年成人のがんの特徴についてIARCは、喫煙や飲酒などの生活習慣と関係が深いがんは少ない一方、予防手段が取れるがんがいくつもあると分析。具体的には、子宮頸がんとB型肝炎ウイルスによる肝臓がんは、ワクチンによって大きな削減が期待できるとし、子宮頸がん検診のメリットにも言及した。
その上で、こうした実情を一般の人、専門家の双方に広く知らせることが大切だと指摘した。
<がんの研究はこれまで、患者数が多い高齢者と、治ればその後の生存期間が長い子供のがんに重点が置かれ、働き盛りである若年成人の実態把握は遅れていた> という点については驚きであった。 "がん発症と働き方" という課題が衆目を集めている時期だけに、更なる調査、研究の進展が望まれる...... (2017.12.07)
コメントする