多くの抗菌薬(抗生物質)に耐性を獲得した菌である "多剤耐性菌" が猛威を振るっていると見なされている。 中でも、"メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)" は、免疫力の落ちた人が感染すると重症化し、多くの薬が効きにくいと警戒されている "多剤耐性菌" である。
◆ 参照 当誌過去の "メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)" 関連記事
(1) 米研究チーム:"MRSAに耐性を持つ菌が現れにくい"とみられる新しい抗生物質を発見/当誌 2015.01.09
(2) <"院内感染" は、抗生物質に耐性を持つ "耐性菌" が感染を媒介していると言われている。しかも、昨今では、多くの抗菌薬(抗生物質)に耐性を獲得した菌である "多剤耐性菌" が猛威を振るっていると見なされている。......> ( 院内感染の原因 "MRSA"(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に効く新抗生物質発見!(東大)/当誌 2014.12.10 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 千葉県立病院で0歳児死亡 MRSA検出、院内感染か/KYODO/2017.12.01 - 21:32 は、 <千葉県こども病院(千葉市)は1日、11月に心臓の手術を受けた0歳男児からメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が検出され、その後に死亡したと発表した。他にも入院していた0歳児5人の感染が確認され、院内感染とみて調べている> と報じている。
<......病院によると、死亡した男児は生後1カ月未満で、11月上旬に先天性の心疾患のために手術を受けた。その後、発熱がありMRSAを検出。低酸素血症などにより21日に死亡した。 他の5人にも心疾患などがあり、新生児集中治療室(NICU)などに入っていた。 病院は調査委員会を設けて感染経路や死亡との因果関係を調べる> とある。
千葉県立病院で0歳児死亡 MRSA検出、院内感染か/KYODO/2017.12.01 - 21:32
千葉県こども病院(千葉市)は1日、11月に心臓の手術を受けた0歳男児からメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が検出され、その後に死亡したと発表した。他にも入院していた0歳児5人の感染が確認され、院内感染とみて調べている。
病院によると、死亡した男児は生後1カ月未満で、11月上旬に先天性の心疾患のために手術を受けた。その後、発熱がありMRSAを検出。低酸素血症などにより21日に死亡した。
他の5人にも心疾患などがあり、新生児集中治療室(NICU)などに入っていた。
病院は調査委員会を設けて感染経路や死亡との因果関係を調べる。
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
事態の深刻さを十分に了解した上で、徹底的に "感染経路" を追跡し、感染拡大を阻止すべきである...... (2017.12.03)
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