常々、訝しく思っていたのは、<磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)などで撮影した自身の医療用画像> は、患者がしっかりとその費用を支払っているにもかかわらず、患者側は自由に見ることなどができない点だ。 もっとも、見て何が分かるかという問題もあろうが、別の医療機関に移った場合、再度の検査をしてその費用負担をしなければならない点がいかにも理不尽だと感じさせられてきたものだ。
今回注目する下記引用サイト記事 : 患者が医療画像管理 再検査要らず医療費抑制も/日本経済新聞/2017.12.08 - 13:30 は、 <磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)などで撮影した自身の医療用画像について、もう一度見たくても、簡単には見られないと思っている人も多いのではないだろうか。現状は病院側が画像を管理しており、セカンドオピニオンなどで他の病院を受診する際にはDVDにデータを焼いてもらう必要がある。病院間で画像データが共有されない結果、重複した検査が行われ、医療費の増加にもつながっている。 「医療データは患者のもとに返す」。こうした取り組みを進めているのが、診療データ解析のメディカル・データ・ビジョン(MDV)だ。システム開発のテクマトリックスと組み、患者自身が医療用画像を管理するサービスを始めたと、8日発表した> と報じている。
<......病名や検査結果、薬剤の投薬履歴など診療情報の一部をネットで見られるサービス「カルテコ」の新機能として提供する。テクマトリックスが開発したクラウド型の医療用画像の管理サービスと連携した。 患者の利用料は無料で、医療データの二次利用に同意すれば、ウェブ上で画像を見られるようになる。別の病院を受診し直した場合に、再検査しなくとも医師に過去のデータを見せられる。セカンドオピニオンの手続きの手間を省けるほか、旅行先で病気になった際にも有用だ。 医療用画像に関する国際規格「DICOM(ダイコム)」にも対応し、医療関係者の使い勝手を良くした。第1弾として、恵寿総合病院(石川県七尾市)が運用を始めている。 患者が医療用画像などの診療データを持ち歩くようになれば、各病院で同じ検査するなどの無駄な医療費を抑えられる効果も期待できる。病院間でデータを共有する情報システムの構築には多額の費用が必要だが、患者にデータを返却すれば、簡素なシステムで済むという利点もある> とある。
患者が医療画像管理 再検査要らず医療費抑制も/日本経済新聞/2017.12.08 - 13:30
磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)などで撮影した自身の医療用画像について、もう一度見たくても、簡単には見られないと思っている人も多いのではないだろうか。現状は病院側が画像を管理しており、セカンドオピニオンなどで他の病院を受診する際にはDVDにデータを焼いてもらう必要がある。病院間で画像データが共有されない結果、重複した検査が行われ、医療費の増加にもつながっている。
「医療データは患者のもとに返す」。こうした取り組みを進めているのが、診療データ解析のメディカル・データ・ビジョン(MDV)だ。システム開発のテクマトリックスと組み、患者自身が医療用画像を管理するサービスを始めたと、8日発表した。
病名や検査結果、薬剤の投薬履歴など診療情報の一部をネットで見られるサービス「カルテコ」の新機能として提供する。テクマトリックスが開発したクラウド型の医療用画像の管理サービスと連携した。
患者の利用料は無料で、医療データの二次利用に同意すれば、ウェブ上で画像を見られるようになる。別の病院を受診し直した場合に、再検査しなくとも医師に過去のデータを見せられる。セカンドオピニオンの手続きの手間を省けるほか、旅行先で病気になった際にも有用だ。
医療用画像に関する国際規格「DICOM(ダイコム)」にも対応し、医療関係者の使い勝手を良くした。第1弾として、恵寿総合病院(石川県七尾市)が運用を始めている。
患者が医療用画像などの診療データを持ち歩くようになれば、各病院で同じ検査するなどの無駄な医療費を抑えられる効果も期待できる。病院間でデータを共有する情報システムの構築には多額の費用が必要だが、患者にデータを返却すれば、簡素なシステムで済むという利点もある。
上記記事のような "新たなサービス" が登場する足元には、<患者が医療用画像などの診療データを持ち歩くようになれば、各病院で同じ検査するなどの無駄な医療費を抑えられる効果も期待できる。......患者にデータを返却すれば、簡素なシステムで済むという利点も> という実情があるという。 患者の医療データ、カルテなどの電子化やクラウド型データ化が進む中で、医療現場は急変しそうだ...... (2017.12.12)
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