"抗生物質(抗菌薬)" の濫用を原因とする "耐性菌" の発生/増加が危惧されている昨今である。だが、頻繁に発生している "インフルエンザ" において、この "抗生物質(抗菌薬)の働き" に関する誤解!がまかり通っている、というのだから驚きだ。
◆ 参照 当誌過去の "抗生物質" 関連記事
(1) WHO は、既存の抗菌薬に代わり、新薬が早急に求められる"耐性菌"12種のリストを公表!/当誌 2017.03.24
(2) もはや一刻を争う"耐性菌対策"! 抗菌薬の適切な使用求めマニュアル作成へ!(厚労省)/当誌 2016.12.07
今回注目する下記引用サイト記事 : 抗菌薬の働き半数が誤解/47 NEWS/2017.12.14 - 00:00 は、 <ウイルスが原因のインフルエンザに、細菌に対する薬である抗生物質(抗菌薬)が有効だと誤解している人が50%に上るとの調査結果を、国立国際医療研究センター(東京)が発表した。効果がないだけでなく副作用が起きたり、抗菌薬の効かない耐性菌を増やしたりする恐れがあるため、センターは正しい使い方の啓発を進める> と報じている。
<......15歳以上の男女710人にインターネット上で尋ねた。抗菌薬がどういうものか「知っている」と答えたのは37%にとどまった。 医師から処方された抗菌薬を飲み切らなかったことがある人も37%。飲み切らないと、細菌による感染症が完治しない恐れがある> とある。
抗菌薬の働き半数が誤解/47 NEWS/2017.12.14 - 00:00
ウイルスが原因のインフルエンザに、細菌に対する薬である抗生物質(抗菌薬)が有効だと誤解している人が50%に上るとの調査結果を、国立国際医療研究センター(東京)が発表した。効果がないだけでなく副作用が起きたり、抗菌薬の効かない耐性菌を増やしたりする恐れがあるため、センターは正しい使い方の啓発を進める。
15歳以上の男女710人にインターネット上で尋ねた。抗菌薬がどういうものか「知っている」と答えたのは37%にとどまった。
医師から処方された抗菌薬を飲み切らなかったことがある人も37%。飲み切らないと、細菌による感染症が完治しない恐れがある。
言うまでも無く、"抗生物質(抗菌薬)" の処方は、医師の判断であり、その範疇の事柄以外ではない。 上記記事での "インフルエンザ" に対する "抗生物質(抗菌薬)" の処方という間違いもまた、医師の判断の間違い以外のなにものでもない...... (2017.12.21)
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