京大iPS研助教の論文(血液脳関門関連)で捏造・改ざんの研究不正!調査結果を発表

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 医療分野での目覚しい研究成果が報じられている一方、"研究不正" の動向を懸念する声が広がっているのも現状......。

 ◆ 参照 "研究不正" 関連記事
  <......浮かび上がってきたのは、激化する国際競争の中で変容してきた科学研究費の配分を巡って、翻弄される科学者の姿。そして、科学技術立国を掲げ、研究成果を国の発展につなげようという施策が、皮肉にも、科学を停滞させかねないという現実。......> ( 追跡 東大研究不正 ~ゆらぐ科学立国ニッポン~NHKスペシャル/2017.12.10 - 21:00


 今回注目する下記引用サイト記事京大iPS研助教の論文で捏造・改ざん 調査結果を発表/朝日新聞/2018.01.22 - 17:38 は、  <京都大iPS細胞研究所(山中伸弥所長)の特定拠点助教が発表した論文の図に、捏造(ねつぞう)や改ざんの研究不正があることが分かった。京都大は山中所長や副学長が22日会見し、調査結果を発表した> と報じている。

 <......山中所長「強く後悔、反省」 京大iPS研の論文不正  京大によると、不正があった論文は、同研究所所属の助教が筆頭著者で2017年2月、米科学誌ステム・セル・リポーツに発表した。論文では、iPS細胞から「血液脳関門」と同様の特徴を持つ脳の血管内皮細胞をつくったとしていた。血液脳関門は脳を守るために、脳に入る血液中の物質を制限する働きがある。  その後、論文の信頼性について疑義があるとの情報が同研究所に寄せられ、実験の測定値のデータから論文の一部のグラフの再構成を試みたが再現できなかった。このため、京大が予備調査を経て、本格的な調査を進めていた。  その結果、論文を構成する主要な六つの図すべてと、六つの補足図のうち五つで捏造(ねつぞう)や改ざんが認められた。これらの多くは、論文の根幹をなす部分にあり、論文で主張する内容に有利な方向に操作され、結論に影響していたという。論文の撤回を出版社に申請しているという。  また、図の作成や図のもとになった測定結果の解析はすべてこの助教が担当しており、共著者は関与していないとしている> とある。

 京大iPS研助教の論文で捏造・改ざん 調査結果を発表/朝日新聞/2018.01.22 - 17:38

 京都大iPS細胞研究所(山中伸弥所長)の特定拠点助教が発表した論文の図に、捏造(ねつぞう)や改ざんの研究不正があることが分かった。京都大は山中所長や副学長が22日会見し、調査結果を発表した。

 山中所長「強く後悔、反省」 京大iPS研の論文不正

 京大によると、不正があった論文は、同研究所所属の助教が筆頭著者で2017年2月、米科学誌ステム・セル・リポーツに発表した。論文では、iPS細胞から「血液脳関門」と同様の特徴を持つ脳の血管内皮細胞をつくったとしていた。血液脳関門は脳を守るために、脳に入る血液中の物質を制限する働きがある。

 その後、論文の信頼性について疑義があるとの情報が同研究所に寄せられ、実験の測定値のデータから論文の一部のグラフの再構成を試みたが再現できなかった。このため、京大が予備調査を経て、本格的な調査を進めていた

 その結果、論文を構成する主要な六つの図すべてと、六つの補足図のうち五つで捏造(ねつぞう)や改ざんが認められた。これらの多くは、論文の根幹をなす部分にあり、論文で主張する内容に有利な方向に操作され、結論に影響していたという。論文の撤回を出版社に申請しているという。

 また、図の作成や図のもとになった測定結果の解析はすべてこの助教が担当しており、共著者は関与していないとしている。


 ◆ 当誌関連参照記事 iPSで脳血管の特徴を持ったモデル作製!中枢神経薬の効果予測に役立つ(京大グループ)( 当誌 2017.02.26 )

 "研究不正" の原因が、研究者の倫理意識の歪みにあることは否定できない。 だが、『追跡 東大研究不正 ~ゆらぐ科学立国ニッポン~NHKスペシャル』の掘り下げた情報を参考にするならば、<科学研究費の配分を巡って、翻弄される科学者の姿。そして、科学技術立国を掲げ、研究成果を国の発展につなげようという施策> との関連が問われてよいのかもしれない...... (2018.01.23)













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