<わずかな血液で "がん遺伝子(遺伝子異常)"60種類検出!> という "血液検査" が普及しつつあり、加えて、その結果見出された "遺伝子変異" に応じた "ゲノム医療" が急速に進展している、という。
◆ 参照 当誌過去の "血液 がん遺伝子" 関連記事
(1) がん患者の血液から、原因となる遺伝子変異特定!新検査臨床試験開始!東京医科歯科大/当誌 2017.09.15
(2) "がん"早期に発見する"血液検査"手法を新たに確立!技術高め検査普及へ(遺伝子研など)/当誌 2016.06.17
(3) わずかな血液で "がん遺伝子(遺伝子異常)"60種類検出!多くのがんに対応 (国がん研セ)/当誌 2015.12.29
今回注目する下記引用サイト記事 : 肺がんの遺伝子変異、血液で解析...国立がん研究センターが臨床研究開始 は、 <国立がん研究センターは、肺がんの遺伝子変異を患者の血液で調べる臨床研究を始めたと発表した。 がんは、遺伝子変異を調べ、それに応じた治療薬を選択するゲノム医療が始まっている。治療法がないとされる患者にも、効果的な薬が見つかる可能性があると期待されている> と報じている。
<......今回の研究対象は非小細胞肺がんの患者約2000人で、昨年12月に登録を始めた。患者の血液にわずかに含まれている遺伝子を検出する手法で、がんに関連する73種類の遺伝子の変異を一度に解析する。従来行っているがん組織から遺伝子変異を調べる方法で得られる結果と照らし合わせ、違いがないかどうか確認する。 血液で簡便に遺伝子解析できるようになると、がん細胞の新たな変異を素早く把握でき、次の治療法の選択にもつながるという。同センター東病院呼吸器内科長の後藤功一さんは「世界で急速に進歩している技術。日本でも早く使えるようにしたい」と話している> とある。
肺がんの遺伝子変異、血液で解析...国立がん研究センターが臨床研究開始/yomiDr.ヨミドクター/2018.01.24
国立がん研究センターは、肺がんの遺伝子変異を患者の血液で調べる臨床研究を始めたと発表した。
がんは、遺伝子変異を調べ、それに応じた治療薬を選択するゲノム医療が始まっている。治療法がないとされる患者にも、効果的な薬が見つかる可能性があると期待されている。
今回の研究対象は非小細胞肺がんの患者約2000人で、昨年12月に登録を始めた。患者の血液にわずかに含まれている遺伝子を検出する手法で、がんに関連する73種類の遺伝子の変異を一度に解析する。従来行っているがん組織から遺伝子変異を調べる方法で得られる結果と照らし合わせ、違いがないかどうか確認する。
血液で簡便に遺伝子解析できるようになると、がん細胞の新たな変異を素早く把握でき、次の治療法の選択にもつながるという。同センター東病院呼吸器内科長の後藤功一さんは「世界で急速に進歩している技術。日本でも早く使えるようにしたい」と話している。
"遺伝子の変異" の発見・解析・治療というアプローチの "ゲノム医療" は、緒に就いたばかりであり、現時点では、<従来行っているがん組織から遺伝子変異を調べる方法で得られる結果と照らし合わせ、違いがないかどうか確認する> という段階にあるという...... (2018.01.26)
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