"がん手術を受けた後、間もなく死亡" という悲惨なケースは必ずしも少なくはないようだ。 だが、たとえ "死亡率が高まっているがん" とはいえども、患者の生存が、さらに脅かされて良かろうはずがない。
◆ 参照 当誌過去の "がん手術 死亡" 関連記事
(1) 術後の管理体制不備で、頸椎の手術を受けた60代男性が死亡! 遺族に4000万円賠償!/当誌 2017.05.27
(2) がん手術後に女性死亡! 遺族"早期の検査で死亡は回避可!" 愛知県が和解金1300万円/当誌 2016.12.31
今回注目する下記引用サイト記事 : がん手術受けた直後に死亡 日本大歯学部付属歯科病院/朝日新聞/2018.02.17 - 10:32 は、 <日本大歯学部付属歯科病院(東京都千代田区)で昨年9月、男性患者ががんの手術を受けた直後に容体が急変し、死亡していたことがわかった。 病院によると、舌がんと診断された東京都内在住の70代男性が昨年9月25日に首のリンパ節に転移したがんを切除する手術を受け、その約3時間後に容体が急変した。都内の別の病院に搬送されたが、死亡した。手術は口腔(こうくう)外科の歯科医師が担当した> と報じている。
<......患者が医療行為によって予期せず死亡した場合、医療機関は、医療事故調査制度に基づき、第三者機関の日本医療安全調査機構に報告する必要がある。病院は男性患者が死亡した翌日に院内に立ち上げた事故調査委員会で「手術に過誤はなかった」とした。病院は制度の対象にならないと判断し、機構に報告しなかった。 病院は「患者さんが亡くなったことは重く受けとめる必要がある」としている> とある。
がん手術受けた直後に死亡 日本大歯学部付属歯科病院/朝日新聞/2018.02.17 - 10:32
日本大歯学部付属歯科病院(東京都千代田区)で昨年9月、男性患者ががんの手術を受けた直後に容体が急変し、死亡していたことがわかった。
病院によると、舌がんと診断された東京都内在住の70代男性が昨年9月25日に首のリンパ節に転移したがんを切除する手術を受け、その約3時間後に容体が急変した。都内の別の病院に搬送されたが、死亡した。手術は口腔(こうくう)外科の歯科医師が担当した。
患者が医療行為によって予期せず死亡した場合、医療機関は、医療事故調査制度に基づき、第三者機関の日本医療安全調査機構に報告する必要がある。病院は男性患者が死亡した翌日に院内に立ち上げた事故調査委員会で「手術に過誤はなかった」とした。病院は制度の対象にならないと判断し、機構に報告しなかった。
病院は「患者さんが亡くなったことは重く受けとめる必要がある」としている。
個々のがん手術の難易度は種々異なるのではあろうが、いずれにしても、"術後死亡の実情" が "第三者機関の認識や判断" を仰ぐことなく院内当事者、関係者だけにとどまるというのは異様なことだ。 "事故の抑止、再発防止" につながってゆかないとなれば、患者に不安を与えるだけでなく、手術自体が忌避されかねない...... (2018.02.17)
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