とにかく、<早期の乳がんや大腸がんは生存率が9割を超す> と発表された事実の意義は大きい。
◆ 参照 当誌過去の "乳がん" 関連記事
(1) がんの"骨転移"、多いのは乳がん、肺がん!骨転移がんの治療は、通常のがん治療と同じ/当誌 2017.08.17
(2) "乳がん転移"、画像(CT×MRI)で診断、100%近い正診率!手術不要、患者の負担減!/当誌 2017.07.23
(3) "BRCA1という遺伝子"に変異がある女性は、80歳までに"乳がん"と診断される確率は72%!/当誌 2017.07.14
(4) "乳がん"は"どの部位に転移しやすい"のか? - "皮膚転移・骨転移の症状"とは?/当誌 2017.03.06
(5) 乳がんで"抗がん剤"治療:98%に脱毛、5年後も10%がかつら!平均3.4カ月後から再生!/当誌 2015.07.12
今回注目する下記引用サイト記事 : 早期の乳がん・大腸がん 10年生存率9割超す/朝日新聞/2018.03.01 - 07:00 は、 <国立がん研究センターなどの研究班は28日、2001年からの4年間にがんと診断された約5万7千人の10年生存率は55・5%だったと発表した。早期の乳がんや大腸がんは生存率が9割を超す。研究班は早期発見のための検診受診の重要さを訴えている> と報じている。
<......01~04年に20のがん専門病院にかかった5~94歳の患者5万7147人が対象。全部位と18種の部位別に生存率を算出した。現在、診断された患者の生存率はもっと高いと推察される。全部位では00~03年が対象の前回調査は58・5%。算出方法が変わり、同じ方法で比べると前回は54・2%で1・3ポイント上昇した。部位別では乳房(女性)82・8%、肺30・4%など。前立腺(男性)92・4%、甲状腺86・0%などが高かった。 進行度別でみると、全部位では早期の1期は80・6%。進行するにつれて下がり、4期は13・1%。部位別でも大腸や胃は1期で約9割だったが、4期で見つかると1割を下回る。 研究班の猿木信裕・群馬県衛生環境研究所長は「早く発見するほど生存率は高い。がん検診を適切に受けるなどしてほしい」と話す。詳細は、全国がんセンター協議会のホームページ( http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/ 別ウインドウで開きます )へ> とある。
早期の乳がん・大腸がん 10年生存率9割超す/朝日新聞/2018.03.01 - 07:00
国立がん研究センターなどの研究班は28日、2001年からの4年間にがんと診断された約5万7千人の10年生存率は55・5%だったと発表した。早期の乳がんや大腸がんは生存率が9割を超す。研究班は早期発見のための検診受診の重要さを訴えている。
01~04年に20のがん専門病院にかかった5~94歳の患者5万7147人が対象。全部位と18種の部位別に生存率を算出した。現在、診断された患者の生存率はもっと高いと推察される。全部位では00~03年が対象の前回調査は58・5%。算出方法が変わり、同じ方法で比べると前回は54・2%で1・3ポイント上昇した。部位別では乳房(女性)82・8%、肺30・4%など。前立腺(男性)92・4%、甲状腺86・0%などが高かった。
進行度別でみると、全部位では早期の1期は80・6%。進行するにつれて下がり、4期は13・1%。部位別でも大腸や胃は1期で約9割だったが、4期で見つかると1割を下回る。
研究班の猿木信裕・群馬県衛生環境研究所長は「早く発見するほど生存率は高い。がん検診を適切に受けるなどしてほしい」と話す。詳細は、全国がんセンター協議会のホームページ( http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/ 別ウインドウで開きます )へ。
主ながんの進行度別10年生存率
全症例 1期 2期 3期 4期
胃 64.3 89.7 52.2 36.2 6.0
大腸 65.9 90.8 77.5 70.6 9.5
肝臓 14.6 25.7 15.9 7.5 2.5
肺 30.4 63.3 28.5 13.2 2.8
乳 82.8 95.4 86.0 57.8 15.4
(単位は%。2001~04年に診断された患者)
http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/
(川村剛志)
上記の図表: 主ながんの進行度別10年生存率 は、確かに、<早く発見するほど生存率は高い。がん検診を適切に受ける> ことの重要さを指し示している。 ただし、水面下に隠れ込んだ "再発転移・抗がん剤副作用etc" などの 別問題までが解消されるわけではないとしても...... (2018.03.15)
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