<腹腔(ふくくう)鏡を使って膵(すい)臓や肝臓などの手術を受けた患者十一人が死亡> という異常な事態を招いた "千葉県がんセンター" についての記憶は、まだ冷めやらぬほど新しい。
◆ 参照 当誌過去の "千葉県がんセンター" 関連記事
(1) <千葉県がんセンター(千葉市)で昨年12月、食道がんを患う県内の60代男性が食道摘出の手術を受けた際、医師らが機器の操作ミスで止血に手間取り、約2リットルの大量出血があったのに、患者側に伝えていなかったことが20日、関係者への取材で分かった。県には医療事故として報告していた> ( 患者側蚊帳の外!手術中のミス患者に伝えず2リットル大量出血!(千葉県がんセンター)/当誌 2016.07.23 )
(2) <千葉県がんセンター(千葉市中央区)で、腹腔(ふくくう)鏡を使って膵(すい)臓や肝臓などの手術を受けた患者十一人が死亡した問題で、医学的な調査・検証を行った日本外科学会が、手術方法の選択に誤りがあったことや執刀医の技術水準が手術を担うレベルに達していなかったなど、複数の事例を問題視していることが関係者への本紙の取材で分かった。......> ( 千葉県がんセンターの腹腔鏡手術複数死亡問題!群馬大病院と類似点が浮かび上がる!/当誌 2015.03.27 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 患者死亡相次いだ千葉県がんセンター、がん拠点病院に再指定へ/yomiDr.ヨミドクター/2018.03.12 は、 <腹腔 鏡を使う 膵臓 手術などで患者の死亡が相次いだ千葉県がんセンター(千葉市)について、厚生労働省の有識者検討会は9日、がん診療連携拠点病院への再指定を認めることを決めた> と報じている。
<......同センターは2015年、一連の医療事故を理由に指定から外れていたが、医療安全対策の改善が評価された。これを踏まえ、厚労相が4月1日から1年間、拠点病院に指定する見通し。指定されれば診療報酬が優遇され、補助金が交付される> とある。
患者死亡相次いだ千葉県がんセンター、がん拠点病院に再指定へ/yomiDr.ヨミドクター/2018.03.12
腹腔 鏡を使う 膵臓 手術などで患者の死亡が相次いだ千葉県がんセンター(千葉市)について、厚生労働省の有識者検討会は9日、がん診療連携拠点病院への再指定を認めることを決めた。
同センターは2015年、一連の医療事故を理由に指定から外れていたが、医療安全対策の改善が評価された。これを踏まえ、厚労相が4月1日から1年間、拠点病院に指定する見通し。指定されれば診療報酬が優遇され、補助金が交付される。
上記のような記事が報じられるのは、何かおかしい(!?) のではないかという疑問が少なからず存在するからなのではなかろうか。 <同センターは2015年、一連の医療事故を理由に指定から外れていたが、医療安全対策の改善が評価された> とあるが、"こんなにも短期間の間に改善がなされる" のであるならば、なぜ、"立て続けに発生した死亡事故" 自体が、速やかに阻止できなかったのか、という疑義が残ってしまうわけだ...... (2018.03.13)
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