"がん治療薬「オプジーボ」" が、その "効き目" と "高額さ!" ゆえに注目され続けてきたことは周知の事実だ。
◆ 参照 当誌過去の "オプジーボ 引き下げ" 関連記事
(1) <保険適用での高額な治療薬が使われると、 《 患者の負担を軽減する高額療養費制度で、患者の自己負担は一般的に月額8万7千円ほど。残りは国費や保険料でまかなうことになる...... 》 とあり、《 肺がんの患者数10万人のうち5万人がオプジーボを使ったら年1兆7500億円の医療費がかかるという資料が専門家から提出 》 とされていた。 ここから、高額な治療薬の "費用対効果" の観点での吟味が課題とされるに至った> ( "高額な薬"は"費用対効果"の視点で評価吟味!"500万円以上を引き下げ対象"に!厚労省/当誌 2017.10.27 )
(2) 高額な肺がんなどの"がん治療薬オプジーボ"!財務省、臨時に価格引き下げ求める方針!/当誌 2016.10.03
(3) "高額"がん治療薬、"効く患者"解明(?)へ大規模研究を開始!(日赤や国立がんセンター)/当誌 2016.08.12
今回注目する下記引用サイト記事 : オプジーボ、24%値下げ 4月から27万8千円に/KYODO/2018.03.05 - 20:21 は、 <>厚生労働省は5日、高額な新型がん治療薬「オプジーボ」の薬価を4月から約27万8千円(100ミリグラム1瓶)に引き下げると発表した。現行の約36万5千円から24%減。薬価見直しのルールが同月から変更されることが影響した> と報じている。
<......オプジーボは一部の皮膚がんを対象に2014年9月に保険適用され、その後、肺がんへの効能追加で対象患者が大幅に拡大。医療保険財政を圧迫するとの指摘を受け、厚労省は昨年2月、通常の改定時期を待たずに当初の薬価約73万円を半額に引き下げた。今回の薬価改定により、保険適用時と比べ60%超の値下げとなる> とある。
オプジーボ、24%値下げ 4月から27万8千円に/KYODO/2018.03.05 - 20:21
厚生労働省は5日、高額な新型がん治療薬「オプジーボ」の薬価を4月から約27万8千円(100ミリグラム1瓶)に引き下げると発表した。現行の約36万5千円から24%減。薬価見直しのルールが同月から変更されることが影響した。
オプジーボは一部の皮膚がんを対象に2014年9月に保険適用され、その後、肺がんへの効能追加で対象患者が大幅に拡大。医療保険財政を圧迫するとの指摘を受け、厚労省は昨年2月、通常の改定時期を待たずに当初の薬価約73万円を半額に引き下げた。今回の薬価改定により、保険適用時と比べ60%超の値下げとなる。
この間、"オプジーボによる医療保険財政圧迫の問題" に対する国側の対応策としては、① 薬価引き下げ、② "効く患者" 解明による同薬適用対象患者の削減、が行われてきた。 今回、再度、① 薬価引き下げ策が強化されたわけだが、② "効く患者" 解明策もさらに推進されるべきであろう...... (2018.03.10)
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