"発がん物質" を、業務上で取り扱って、"膀胱がん" を発症するというケースについては、かつて当誌でも注目した経緯がある。
◆ 参照 当誌過去の "膀胱がん" 関連記事
(1) 発がん性物質(芳香族アミン類)の規制強化! "膀胱がん"で労災認定の男性らが要請!/当誌 2017.02.22
(2) 化学工場の7人が "ぼうこうがん"! 取り扱いの化学物質( MOCA [モカ] )が原因か?!/当誌 2016.09.23
今回注目する下記引用サイト記事 : がん発症で化学会社提訴=従業員ら「無防備で作業」-福井地裁/時事ドットコムニュース/2018.02.28 - 12:13 は、 <福井市の工場で化学物質を扱っていた従業員らがぼうこうがんを発症した問題で、従業員ら男性4人が28日、工場を保有する三星化学工業(東京都板橋区)を相手に計3630万円の損害賠償を求める訴訟を福井地裁に起こした> と報じている。
<......原告は40~60代の従業員3人と元従業員1人。 訴状によると、4人は同社福井工場で勤務経験があり、発がん性のある化学物質「オルト-トルイジン」に暴露する業務に15~27年従事し、ぼうこうがんを発した。従業員側は、同社が有害性や発がん性を知りながら作業環境を整備せず、無防備な状態で作業をさせたと主張している。 この問題では同社福井工場で働いていた9人がぼうこうがんを発症。原告3人を含む7人が労災認定され、残る2人も労災を申請している。 三星化学工業の泉谷武彦社長の話 訴状が届いていないのでコメントは控えるが、これまで通り誠意をもって対応する方針に変わりはない> とある。
がん発症で化学会社提訴=従業員ら「無防備で作業」-福井地裁/時事ドットコムニュース/2018.02.28 - 12:13
福井市の工場で化学物質を扱っていた従業員らがぼうこうがんを発症した問題で、従業員ら男性4人が28日、工場を保有する三星化学工業(東京都板橋区)を相手に計3630万円の損害賠償を求める訴訟を福井地裁に起こした。
原告は40~60代の従業員3人と元従業員1人。
訴状によると、4人は同社福井工場で勤務経験があり、発がん性のある化学物質「オルト-トルイジン」に暴露する業務に15~27年従事し、ぼうこうがんを発した。従業員側は、同社が有害性や発がん性を知りながら作業環境を整備せず、無防備な状態で作業をさせたと主張している。
この問題では同社福井工場で働いていた9人がぼうこうがんを発症。原告3人を含む7人が労災認定され、残る2人も労災を申請している。
三星化学工業の泉谷武彦社長の話 訴状が届いていないのでコメントは控えるが、これまで通り誠意をもって対応する方針に変わりはない。(2018/02/28-12:13)
<従業員側は、同社が有害性や発がん性を知りながら作業環境を整備せず、無防備な状態で作業をさせた> と主張しているとある。 もしそのとおりだとするならば、会社側の責任は重い...... (2018.02.28)
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