がん治療での "免疫療法" には二つのアプローチがあり、オプジーボで知られた"「免疫チェックポイント療法」" のほかに、"「CAR―T(カーティー)細胞療法」" などの "免疫(細胞)活性化法" がある。
◆ 参照 当誌過去の "がん 免疫細胞" 関連記事
(1) "がん"vs"免疫療法"攻防100年!"第4の治療法"で定着も"高コスト"や"副作用"が課題!/当誌 2018.03.04
(2) がん患者自身の免疫細胞(T細胞)、遺伝子操作で味方に!"CAR-T細胞療法"実用化へ前進!/当誌 2018.01.26
今回注目する下記引用サイト記事 : iPS免疫細胞でがん破壊 和歌山県立医大、新療法に/岩手日報 公式サイト/2018.03.16 は、 <人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した免疫細胞の一種「樹状細胞」を使い、がんを破壊することに成功したと和歌山県立医大のチームが16日、明らかにした。 樹状細胞を利用する免疫療法は既にあるが、iPS細胞を使うことで高い破壊力が期待でき、新たな療法として開発したいという。成果は英科学誌電子版に掲載された> と報じている。
<......チームによると、樹状細胞は、がん細胞を攻撃するよう別の種類の免疫細胞に指令を出す。免疫療法では、患者自身の樹状細胞を体外で培養したり、がん細胞だけを狙って攻撃できるように手を加えたりして、体内に戻すのが一般的だが、取り出せる数が少ないことが課題だった> とある。
iPS免疫細胞でがん破壊 和歌山県立医大、新療法に/岩手日報 公式サイト/2018.03.16
人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した免疫細胞の一種「樹状細胞」を使い、がんを破壊することに成功したと和歌山県立医大のチームが16日、明らかにした。
樹状細胞を利用する免疫療法は既にあるが、iPS細胞を使うことで高い破壊力が期待でき、新たな療法として開発したいという。成果は英科学誌電子版に掲載された。
チームによると、樹状細胞は、がん細胞を攻撃するよう別の種類の免疫細胞に指令を出す。免疫療法では、患者自身の樹状細胞を体外で培養したり、がん細胞だけを狙って攻撃できるように手を加えたりして、体内に戻すのが一般的だが、取り出せる数が少ないことが課題だった。
上記記事での研究成果は、"免疫(細胞)活性化法" の課題であった "患者から取り出す免疫細胞" の量を、iPS細胞技術で補うという点だと言える。
<樹状細胞は、がん細胞を攻撃するよう別の種類の免疫細胞に指令を出す。免疫療法では、患者自身の樹状細胞を体外で培養したり、がん細胞だけを狙って攻撃できるように手を加えたりして、体内に戻すのが一般的だが、取り出せる数が少ないことが課題だった> ...... (2018.03.17)
コメントする