今回注目する下記引用サイト記事 : iPSから作った心筋を注入、心臓病治療...慶大チームが臨床計画/yomiDr.ヨミドクター/2018.04.23 は、 <iPS細胞(人工多能性幹細胞)から心臓の筋肉(心筋)の細胞を作って移植し、重い心臓病を治療する臨床研究の計画を、慶応大チームが進めている。 心筋細胞の小さな塊を心臓の壁に注射針で注入する手法で、学内の有識者委員会に審査を申請した> と報じている。
<......計画しているのは、慶応大の福田恵一教授(循環器内科)らのチーム。有識委の審査の後、国の審査を受ける。チームは年内の治療開始を目指す。 対象患者は、心臓のポンプ機能が低下する「拡張型心筋症」の20歳代~70歳前後の3人。京都大が備蓄すiPS細胞を提供してもらい、心筋細胞に変化させる。これを培養して約1000個ずつ球状の塊(直径約0・2ミリ)にし、患者の心臓の壁に注入する。弱った心臓の筋肉を再生させ、機能の改善を図るという。 細胞を塊にするのは移植後の定着を良くするためだといい、1人あたり約5000万個の細胞を移植する。心筋細胞に変化しきれない細胞が混じると、がんができる恐れもあるため、移植後、1年間かけて安全性や治療効果を観察する。 iPS細胞を使う心臓病治療は、大阪大も心筋細胞のシートを作って心臓に貼り付ける臨床研究を国に申請している。 柴祐司・信州大教授(循環器内科)の話 「動物実験では一定の効果が出ており、人でも効果が期待できる。不整脈などが起こらず、移植した細胞が長期間機能するかどうかに注目している」> とある。
iPSから作った心筋を注入、心臓病治療...慶大チームが臨床計画/yomiDr.ヨミドクター/2018.04.23>
iPS細胞(人工多能性幹細胞)から心臓の筋肉(心筋)の細胞を作って移植し、重い心臓病を治療する臨床研究の計画を、慶応大チームが進めている。
心筋細胞の小さな塊を心臓の壁に注射針で注入する手法で、学内の有識者委員会に審査を申請した。
計画しているのは、慶応大の福田恵一教授(循環器内科)らのチーム。有識委の審査の後、国の審査を受ける。チームは年内の治療開始を目指す。
対象患者は、心臓のポンプ機能が低下する「拡張型心筋症」の20歳代~70歳前後の3人。京都大が備蓄すiPS細胞を提供してもらい、心筋細胞に変化させる。これを培養して約1000個ずつ球状の塊(直径約0・2ミリ)にし、患者の心臓の壁に注入する。弱った心臓の筋肉を再生させ、機能の改善を図るという。
細胞を塊にするのは移植後の定着を良くするためだといい、1人あたり約5000万個の細胞を移植する。心筋細胞に変化しきれない細胞が混じると、がんができる恐れもあるため、移植後、1年間かけて安全性や治療効果を観察する。
iPS細胞を使う心臓病治療は、大阪大も心筋細胞のシートを作って心臓に貼り付ける臨床研究を国に申請している。
柴祐司・信州大教授(循環器内科)の話 「動物実験では一定の効果が出ており、人でも効果が期待できる。不整脈などが起こらず、移植した細胞が長期間機能するかどうかに注目している」
iPS細胞を使う心臓病治療るは、<心筋細胞のシート> というアプローチ(大阪大)もあり、上記記事のような <心筋細胞の小さな塊を心臓の壁に注射針で注入する手法> という選択肢が加わったことになる。 臨床研究成果の動向が注目される...... (2018.04.23)
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