"群馬大病院" と言えば、過去、"連続手術死問題" で世間を震撼とさせた経緯のある病院である。
◆ 参照 当誌過去の "群馬大病院" 関連記事
○ <<腹腔鏡"手術、術後患者8人死亡の問題!> は、がん患者ばかりか、もはや、がんが他人事ではなくなっている世間一般を震撼させ、また、医療サイドへの不信感を募らせることになった。......> ( 群大連続手術死問題、執刀医ら調査結果に反論し、遺族は「反省感じられない」と落胆!/当誌 2016.12.25 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 誤診察でがん治療遅れ 群馬大、患者死亡で調査/日本経済新聞/2018.03.30 - 21:33 は、 <群馬大病院は30日、誤って過去のコンピューター断層撮影装置(CT)の画像診断報告書を基に70代の男性患者を診察し、胆管がんの治療が遅れるミスがあったと発表した。男性はがんが進行し、昨年10月に死亡。医療事故調査委員会がミスの影響を調べる> と報じている。
<......病院によると、男性は10年以上前に呼吸器外科で胸部の悪性腫瘍の手術を受け、経過観察中だった。2016年7月にCT検査を受けたが、担当医は報告書が作成される前に診察。電子カルテに表示された前年分の内容を基に診断を伝えた。16年の報告書は、がんなどの疑いを指摘していた。 男性はその後「胃が痛い」と訴え、病院が検査。17年5月に胆管がんと診断されたが、既に手術できない状態だった。過去の画像などを見返し報告書の誤認が発覚した。 群馬大病院では、腹腔(ふくくう)鏡や開腹の手術を受けた患者が相次いで死亡する問題が発覚。田村遵一病院長は記者会見で「じくじたる思い。注意喚起に取り組んだが足りなかった。患者の方に申し訳ない」と謝罪した> とある。
誤診察でがん治療遅れ 群馬大、患者死亡で調査/日本経済新聞/2018.03.30 - 21:33
群馬大病院は30日、誤って過去のコンピューター断層撮影装置(CT)の画像診断報告書を基に70代の男性患者を診察し、胆管がんの治療が遅れるミスがあったと発表した。男性はがんが進行し、昨年10月に死亡。医療事故調査委員会がミスの影響を調べる。
病院によると、男性は10年以上前に呼吸器外科で胸部の悪性腫瘍の手術を受け、経過観察中だった。2016年7月にCT検査を受けたが、担当医は報告書が作成される前に診察。電子カルテに表示された前年分の内容を基に診断を伝えた。16年の報告書は、がんなどの疑いを指摘していた。
男性はその後「胃が痛い」と訴え、病院が検査。17年5月に胆管がんと診断されたが、既に手術できない状態だった。過去の画像などを見返し報告書の誤認が発覚した。
群馬大病院では、腹腔(ふくくう)鏡や開腹の手術を受けた患者が相次いで死亡する問題が発覚。田村遵一病院長は記者会見で「じくじたる思い。注意喚起に取り組んだが足りなかった。患者の方に申し訳ない」と謝罪した。
〔共同〕
がん患者のほとんどすべては、"苦痛と不安" で十分な思考力・判断力が損なわれているのかもしれない。 そして、そうした状態を補い、支援するのが医療側であるはず! にもかかわらず、"プロとしてのまともな対応" が期待できないのだとするならば、一切の希望的観測に甘えないスッキリとした厳格な対処がなされなければならない...... (2018.03.31)
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